【通貨】外為サマリー:151円近辺接近後は軟化、株高一服で

トランプ米政権が4月2日に予定する相互関税を巡り、対象品目や対象国が絞り込まれるとの観測が広がり、投資家のリスク許容度が上向いた。朝方は日米の株式相場が上昇するなかで、ドル買い・円売りの流れとなり、一時1ドル=151円近辺に接近する動きを見せた。日本では年度末であり、かつ「ゴトー日(5のつく日と10のつく日)」であることも相まって、実需筋によるドル買い需要も追い風となったとみられている。一方、午後に入ると日経平均株価が伸び悩んだ。株高の一服を受けてドル買い・円売りポジションを解消する動きが広がり、ドル円相場は150円40銭台まで軟化した。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0803ドル前後と同0.0036ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。
出所:MINKABU PRESS