【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 ACSL、カカクコム、フェローテク (19日大引け後 発表分)

3月19日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ACSL <6232> [東証G] ★非開示だった今期経常は黒字浮上へ
◆未定としていた25年12月期の業績予想は連結経常損益が1.8億円の黒字(前期は21.8億円の赤字)に浮上する見通しと発表。国内で主要顧客の防衛省関連や地方自治体案件が伸長するほか、米国でも小型空撮ドローン「SOTEN」の受注拡大を見込む。国家プロジェクト費用として14億円が発生する一方、助成金収入17億円の計上によって経常利益は黒字を確保する。
カカクコム <2371> [東証P] ★今期最終を2%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の194億円→198億円に2.1%上方修正。増益率が7.2%増→9.4%増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。食べログ事業と求人ボックス事業の収益が想定以上に堅調に推移したことを反映した。
併せて、30年3月期に営業利益530億円(今期計画は292億円)を目指す中期経営計画を発表。
長栄 <2993> [東証S] ★今期配当を35円増額修正
◆25年3月期の期末一括配当を従来計画の90円→125円(前期は107円)に大幅増額修正した。足もとの堅調な業績動向などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。期末配当利回りは5.86%に上昇。
Gunosy <6047> [東証P] ★25年5月期は初配当18.3円を実施へ
◆従来無配としていた25年5月期の期末一括配当は初配当となる18.3円を実施する方針とした。株主還元方針の変更を踏まえ、配当を開始する。連結株主資本に対する3%以上の配当を安定的に実施することとし、自己株式の取得も適切に組み合わせて株主還元を行う。
アイチコーポ <6345> [東証P] ★今期配当を15円増額修正
◆25年3月期の年間配当を従来計画の40円→55円(前期は40円)に大幅増額修正した。足もとの業績や市場環境などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
併せて、伊藤忠商事 <8001> と資本業務提携すると発表。
フェローテク <6890> [東証S] ★今期配当を30円増額修正
◆25年3月期の年間配当を従来計画の110円→140円(前期は100円)に増額修正した。新たな配当方針に基づき、株主への利益配分を増やす。年間配当利回りは4.90%に上昇。今期から下限をDOE(株主資本配当率)3.5%に設定し、総還元性向50%を目指す。これまでは総還元性向30%を意識して配当を実施していた。
東京きらぼし <7173> [東証P] ★今期経常を一転24%増益に上方修正・最高益、配当も10円増額
◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の321億円→409億円に27.4%上方修正。従来の減益予想から一転して24.1%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。有価証券利息が想定より増加する一方、与信関係費用が計画を下回ることが要因。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の150円→160円(前期は145円)に増額修正した。
南都銀 <8367> [東証P] ★今期配当を42円増額修正
◆25年3月期の年間配当を従来計画の123円→165円(前期は114円)に大幅増額修正した。株主還元方針を変更し、配当性向40%を目標とする。従来は配当性向30%を目安としていた。年間配当利回りは4.36%に上昇。また、自己株式取得を機動的に実施する方針を追加した。
水戸 <8622> [東証P] ★未定だった今期配当は6円増配
◆従来未定としていた25年3月期の年間配当は30円(前期は24円)実施する方針とした。 財務および純資産の状況や業績動向を踏まえ、株主への利益配分を増やす。年間配当利回りは5.34%。
株探ニュース