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【注目】米大手銀ファンドマネジャー調査、米国株離れが記録的に=米国株

 米大手銀の3月のファンドマネジャー調査によると、米国株離れが記録的なものとなっている。米国株への投資配分が1カ月前よりも40%ポイント減少し、投資家は差し引きで23%のアンダーウェイトになったと報告。一方、世界経済が悪化するとの予想から現金志向が上昇し、現金の比率は3.5%から4.1%へと2020年3月以降で最大の伸びを示したという。

 世界の成長見通しも2月の-2%から3月は-44%とネガティブな方向に急速に傾いた。世界の成長に対する同調査の確信は、S&P500の値動きと歴史的に相関しており、成長見通しに対する悲観論は株式にとっては悪いニュースとなる。また、71%の投資家が、今後12カ月間はスタグフレーションが続くと予想していると報告している。

 ただ、米国の例外主義の終焉がこれまでの強気のセンチメントの急低下を引き起こしているが、極端な弱気または「目をつぶって買え」の水準には達していないという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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