市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Dサイクル、ソフトフロン、エコモット

Dサイクル <日足> 「株探」多機能チャートより
■DAIWA CYCLE <5888>  3,800円  +270 円 (+7.7%)  本日終値
 DAIWA CYCLE<5888>が急反発。同社は17日取引終了後、26年1月期通期の単独業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比1.0%増の13億8900万円としていることや、期末一括配当計画を前期比2円増配の68円としていることが好感されたようだ。売上高は同12.2%増の205億8600万円を見込む。引き続き出店数を加速させることによるシェア拡大を目指すほか、商品開発を強化して付加価値の高い商品を提供するとしている。また、あわせて2月度の直営売上高(速報値)が既存店で前年同月比10.2%増になったことも発表。既存店の客数は同2.8%増、客単価は同7.2%増となった。全店ベースの売上高は同18.3%増だった。

■ソフトフロン <2321>  133円  +9 円 (+7.3%)  本日終値
 ソフトフロントホールディングス<2321>が後場上げ幅を拡大。午前11時30分ごろ、子会社ソフトフロントジャパンのAIボイスボット「commubo(コミュボ)」が、GMOペイメントゲートウェイ<3769>子会社のGMOペイメントサービスに採用されたと発表しており、好材料視された。GMOペイメントサービスは、「GMO後払い」「GMO掛け払い」「アトカラ」などの決済サービスを提供しており、サービスの拡張に伴い問い合わせの呼量が増加していたことから、コールセンターの運用を見直しオペレータが専門性の高い対応に注力できるよう、ボイスボットによる自動化を導入したという。なお、同件が25年3月期に与える影響は軽微としている。

■エコモット <3987>  610円  +38 円 (+6.6%) 一時ストップ高   本日終値
 エコモット<3987>が一時100円高は値幅制限上限となる672円まで買われる人気となった。前週13日にストップ高比例配分となった後も買い攻勢が続き、週をまたいで前日まで3営業日連続のストップ高に買われる急騰を演じていた。きょうもザラ場段階ではストップ高まで上値を伸ばしており、これで4日連続となる。建設情報化施工支援を軸とするIoTソリューションを展開、端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発などIoTインテグレーション事業を一気通貫で手掛けている。今月12日取引終了後、国土交通省中部地方整備局が公募した現場ニーズ「道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術」に対する技術提案が採用されたことを発表し、これが人気化の発端となったが、足もと需給相場の様相を強めている。18日になって国土交通省は、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けた下水道管の重点調査について、1年以内に着手し完了する旨を全国自治体に要請したと伝わっており、同社の活躍素地に注目した短期筋の攻勢を促す格好となった。

■ソリトンシステムズ <3040>  1,274円  +62 円 (+5.1%)  本日終値
 ソリトンシステムズ<3040>が反発。同社はきょう、セキュアヴェイル<3042>のグループ会社であるLogStareと技術連携したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。今回の技術連携では、ソリトンの多要素認証サービス「Soliton OneGate」が出力したログを、次世代マネージド・セキュリティ・プラットフォーム「LogStare」が収集し、アクセス状況の可視化や異常な挙動のリアルタイム検知、迅速なアラート通知などが適切に機能することを確認。これにより、企業のセキュリティー管理が強化され、ログ管理の一元化により運用負担が軽減するという。

■GFA <8783>  477円  +23 円 (+5.1%)  本日終値
 GFA<8783>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、ACSL<6232>が進めるドローン事業に関する協業として、ブロックチェーン技術を活用したドローン飛行データ管理システムの開発受注の協議に関して基本合意したと発表しており、好材料視された。ACSLでは、ドローンを活用した地域の課題解決や活性化に向けて茨城県境町と包括連携協定の締結を予定しており、同社も事業支援する形で参画する。ACSLの茨城県境町におけるドローン展開事業の内容が確定することを条件として、「ブロックチェーン技術を活用したドローン飛行データ管理」に関し、両社でドローン事業において協業するとしており、システム開発の発注として、1億円の開発プロジェクトに向け協議を行う予定という。なお、同件が26年3月期以降の業績に与える影響は精査中としている。

■アイズ <5242>  1,316円  +63 円 (+5.0%)  本日終値
 アイズ<5242>が高い。同社は17日の取引終了後、マーケティング人材に特化した転職サイト「メディアレーダーキャリア」の提供を開始したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。約12万人の会員が登録する広告業界のプラットフォーム「メディアレーダー」が持つ掲載企業・会員のアセットを生かし、求人企業と求職者の良質なマッチングを目指す。

■クラシコム <7110>  1,256円  +55 円 (+4.6%)  本日終値
 クラシコム<7110>が大幅高で6連騰。同社が17日の取引終了後に発表した25年7月期第2四半期累計(24年8月~25年1月)の連結決算は、売上高が前年同期比17.0%増の41億9300万円、営業利益は同16.3%減の5億4800万円、最終利益は同23.1%減の3億5500万円だった。中間期は減益となった半面、直近3カ月間の11~1月期は大幅な増収・営業増益となり、業況の底入れを期待した買いが優勢となった。同社が運営する「北欧、暮らしの道具店」では、マーケティング投資の拡大が奏功し、購入者数が大きく伸長。購入単価も上昇し、収益が拡大した。

■Casa <7196>  848円  +34 円 (+4.2%)  本日終値
 Casa<7196>は高い。この日朝方、28年1月期を最終年度とする中期経営計画の見直しを発表。最終年度の業績目標について売上高は従来予想(154億2400万円)を据え置いた一方、営業利益を19億5600万円から20億500万円へ上方修正した。貸倒引当金の見積もりを見直し、引当金を現状に最適な水準に変更したため。これを手掛かりに買われた。

■L is B <145A>  699円  +26 円 (+3.9%)  本日終値
 L is B<145A>が5日続伸。この日、同社の現場向けビジネスチャット「direct」が、NETIS(国土交通省新技術情報提供システム)において、従来の「A」評価から「VE」評価へ昇格したと発表しており、好材料視された。NETISは、新技術の活用促進のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、国土交通省が運用しているデータベースシステム。評価には、A(評価情報が掲載されていない技術/新規登録技術)、VR(継続調査などの対象となった技術)、VE(継続調査の対象としない技術)の3段階があり、従来の電話やメール、紙での情報共有に対して優位点が認められ、「A」評価から「VE」評価への昇格となったとしている。

■アピリッツ <4174>  882円  +24 円 (+2.8%)  本日終値
 アピリッツ<4174>が大幅高。ECサイト構築やデジタルマーケティング支援などWebソリューションの受託開発を展開している。足もとの業績はトップラインの拡大が続くなかも、大型案件の遅れが足を引っ張っていたが、今期業績はその反動もあってV字回復が見込まれている。17日取引終了後に発表した25年1月期決算では営業利益が前の期比69%減の1億8500万円と低迷したが、26年1月期については同利益が前期比3.3倍となる6億1000万円を見込んでいる。2期ぶりの過去最高益更新となる見通しで、年間配当も前期実績から12円増配となる28円を計画しており、これが評価される形で買いを呼び込んだ。

●ストップ高銘柄
 Liberaware <218A>  1,091円  +150 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 学びエイド <184A>  437円  -100 円 (-18.6%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均