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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):サカタINX、三井住友FG、エムスリー

サカタINX <日足> 「株探」多機能チャートより
■サカタインクス <4633>  1,944円  +56 円 (+3.0%)  本日終値
 サカタインクス<4633>が高い。岩井コスモ証券は5日、同社株の目標株価を1900円から2200円に引き上げた。投資判断は「A」を継続した。24年12月期の連結業績は売上高が前の期比7.5%増の2455億7000万円、営業利益は同15.0%増の131億6100万円で着地し、売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。海外での拡販による数量増が業績をけん引した。25年12月期の売上高は前期比9.1%増の2680億円、営業利益は同17.8%増の155億円の見通し。今期も米州やアジアを中心に海外での拡販を進め増収増益の見込みだ。中期経営計画(24年12月~26年12月期)では、最終年度の売上高2700億円、営業利益180億円、営業利益率6.7%を目指している。機能性材料などの成長に注力する方針だ。同証券では中期的成長性を評価し、目標株価を引き上げている。

■三井住友FG <8316>  3,838円  +63 円 (+1.7%)  本日終値
 三井住友フィナンシャルグループ<8316>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、みずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株が堅調に推移。6日の円債市場で新発10年債利回り(長期金利)は一時1.5%台に乗せ、2009年6月以来、およそ15年9カ月ぶりの高水準をつけた。日銀の追加利上げ観測がくすぶるなか、欧州では積極財政への期待からドイツの長期金利(ブンズ)が急上昇した。内外金利の上昇期待が強まったことを受け、金利上昇メリットセクターである金融株を選好する姿勢が強まったようだ。

■西川ゴム工業 <5161>  4,750円  +65 円 (+1.4%)  本日終値
 西川ゴム工業<5161>は高い。5日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、好材料視された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。

■薬王堂ホールディングス <7679>  1,869円  +24 円 (+1.3%)  本日終値
 薬王堂ホールディングス<7679>はしっかり。5日取引終了後、2月度の月次速報を発表。既存店売上高は前年同月比3.3%増とプラス基調を維持した。全店ベースでは同5.7%増だった。

■ギフトホールディングス <9279>  3,720円  +45 円 (+1.2%)  本日終値
 ギフトホールディングス<9279>が4日続伸。5日の取引終了後に発表した2月度の直営店売上速報で、既存店売上高が前年同月比6.0%増となり、増収基調が続いていることが好感された。前年がうるう年であったマイナス影響が3.6ポイントほどあったものの、平均気温が多くの地域で前年より低く推移したこともあり、引き続き多数の来店客があったことが寄与した。なお、全店売上高は同29.0%増だった。

■サンゲツ <8130>  2,998円  +32 円 (+1.1%)  本日終値
 サンゲツ<8130>はしっかり。5日取引終了後、物流事業を手掛けるSDS(名古屋市中村区)の株式を100%取得し、子会社化すると発表した。幅広いエリアで事業を展開するSDSの買収により、地域に応じたきめ細やかな配送体制や、調達物流を含めたより効果的・効率的な物流体制を構築する狙いがある。株式譲渡実行日は4月1日。

■エムスリー <2413>  1,784円  +11 円 (+0.6%)  本日終値
 エムスリー<2413>は3日ぶり反発。5日取引終了後、東急不動産グループで福利厚生サービスを手掛けるイーウェルを連結子会社化すると発表。これが買い手掛かりとなった。イーウェルの現在の株主構成は東急不動産が88%、豊田通商システムズが12%となっており、エムスリーは東急不動産から51%の株式を取得する。株式譲渡実行日は4月1日。あわせて、エムスリーは東急不動産との間でヘルスケア・医療領域での協業を目的に業務提携する。

■大戸屋ホールディングス <2705>  5,300円  +30 円 (+0.6%)  本日終値
 大戸屋ホールディングス<2705>は4日続伸、昨年3月以来の高値圏を走る展開となっている。5日取引終了後に発表した2月度の既存店売上高が前年同月比11.7%増となり、増収基調を維持したことが好感されたようだ。なお、全店ベースでは同11.3%増だった。

■クスリアオキ <3549>  3,219円  +7 円 (+0.2%)  本日終値
 クスリのアオキホールディングス<3549>が4日続伸。5日の取引終了後、月次営業速報を発表。2月度の既存店売上高は前年同月比9.3%増となり、増収基調が続いたことが好感されたようだ。既存店の客数は同5.3%増、客単価は同3.8%増となった。なお、全店ベースの売上高は同16.3%増だった。

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