【市況】ダウ先物が続落 前日の流れが続く=米国株
米株価指数先物(3月限)(NY時間08:38)(日本時間22:38)
ダウ先物 43117(-130.00 -0.30%)
S&P500 5822.50(-38.25 -0.64%)
ナスダック100先物 20330.50(-137.75 -0.66%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物が続落しており、S&P500、ナスダック100も軟調に推移している。本日も前日の流れを引き継いでおり、米株式市場は下げて始まりそうな気配となっている。
弱い米経済指標とトランプ関税が今回の株安のテーマになっている。本日からカナダ、メキシコ、中国への関税措置が発動され、これらの国の一部からも報復措置が発動された。トランプ大統領がカナダとメキシコに25%の関税をかけ、株式市場は圧力を受けている。トランプ大統領はまた、中国製品に10%の追加関税を課した。一方、中国は一部の米国製品に最大15%の追加関税を課して報復した。カナダも米国製品に25%の課税をかけると述べた。
IT・ハイテク株が下げを先導しており、特にエヌビディア<NVDA>の下げが市場に圧力をかけている。同社は今年に入って苦戦を強いられており、投資家たちはこのAIの寵児が2年という巨大な年月を経て次に何をするのか考えている。米株式市場はこの1週間で12%以上下落し、年初来の損失は約15%に達している。
先行き不透明感が台頭する中、短期金融市場では今年3回のFRBの利下げ期待を復活させている模様。
「火曜日の関税発動は決まったものの、この関税がいつまで続くのかまだ不透明だ。われわれは、関税は交渉戦術のひとつであり、長期に渡る相互貿易戦争の始まりではないと考える。それでも、このような状況下では、投資家はまず売り、質問は後にするものだ」との声も出ている。
家電量販店のベスト・バイ<BBY>が決算を受け時間外で下落。通期のガイダンスで予想を下回る1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。アナリストは26年度の既存店売上高の見通しがやや保守的に見えると述べている。
ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が決算を受け時間外で下落。通期の既存店売上高は横ばいを見込んでおり、予想を下回っている。これは長期低迷から抜け出せずにいる同社にとっては気になる兆候。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期が進行中の残存履行義務(cRPO)も含めて予想を上回る見通しを示したほか、26年度通期についても、予想を上回る見通しを示している。
金融サービスのB.ライリー<RILY>が時間外で下落。前日引け後に共同創業者で会長のライリー氏が、同社の株式非公開化に向けた取り組みを中止したと伝わった。
フィンテックのデイブ<DAVE>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、経常収益とも予想を上回った。EBITDAも予想を上回った。
(NY時間08:48)(日本時間22:48)時間外
ベスト・バイ<BBY> 83.50(-3.24 -3.74%)
ターゲット<TGT> 116.30(-4.46 -3.69%)
オクタ<OKTA> 99.14(+11.98 +13.74%)
B.ライリー<RILY> 5.13(-0.27 -5.06%)
デイブ<DAVE> 101.00(+5.97 +6.28%)
アップル<AAPL> 238.20(+0.17 +0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 383.21(-5.28 -1.36%)
アマゾン<AMZN> 202.52(-2.50 -1.22%)
アルファベット<GOOG> 167.93(-0.73 -0.43%)
テスラ<TSLA> 272.66(-11.99 -4.21%)
メタ<META> 644.00(-11.05 -1.69%)
エヌビディア<NVDA> 109.96(-4.10 -3.59%)
AMD<AMD> 95.88(-2.35 -2.39%)
イーライリリー<LLY> 922.35(-7.37 -0.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 43117(-130.00 -0.30%)
S&P500 5822.50(-38.25 -0.64%)
ナスダック100先物 20330.50(-137.75 -0.66%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物が続落しており、S&P500、ナスダック100も軟調に推移している。本日も前日の流れを引き継いでおり、米株式市場は下げて始まりそうな気配となっている。
弱い米経済指標とトランプ関税が今回の株安のテーマになっている。本日からカナダ、メキシコ、中国への関税措置が発動され、これらの国の一部からも報復措置が発動された。トランプ大統領がカナダとメキシコに25%の関税をかけ、株式市場は圧力を受けている。トランプ大統領はまた、中国製品に10%の追加関税を課した。一方、中国は一部の米国製品に最大15%の追加関税を課して報復した。カナダも米国製品に25%の課税をかけると述べた。
IT・ハイテク株が下げを先導しており、特にエヌビディア<NVDA>の下げが市場に圧力をかけている。同社は今年に入って苦戦を強いられており、投資家たちはこのAIの寵児が2年という巨大な年月を経て次に何をするのか考えている。米株式市場はこの1週間で12%以上下落し、年初来の損失は約15%に達している。
先行き不透明感が台頭する中、短期金融市場では今年3回のFRBの利下げ期待を復活させている模様。
「火曜日の関税発動は決まったものの、この関税がいつまで続くのかまだ不透明だ。われわれは、関税は交渉戦術のひとつであり、長期に渡る相互貿易戦争の始まりではないと考える。それでも、このような状況下では、投資家はまず売り、質問は後にするものだ」との声も出ている。
家電量販店のベスト・バイ<BBY>が決算を受け時間外で下落。通期のガイダンスで予想を下回る1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。アナリストは26年度の既存店売上高の見通しがやや保守的に見えると述べている。
ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が決算を受け時間外で下落。通期の既存店売上高は横ばいを見込んでおり、予想を下回っている。これは長期低迷から抜け出せずにいる同社にとっては気になる兆候。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期が進行中の残存履行義務(cRPO)も含めて予想を上回る見通しを示したほか、26年度通期についても、予想を上回る見通しを示している。
金融サービスのB.ライリー<RILY>が時間外で下落。前日引け後に共同創業者で会長のライリー氏が、同社の株式非公開化に向けた取り組みを中止したと伝わった。
フィンテックのデイブ<DAVE>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、経常収益とも予想を上回った。EBITDAも予想を上回った。
(NY時間08:48)(日本時間22:48)時間外
ベスト・バイ<BBY> 83.50(-3.24 -3.74%)
ターゲット<TGT> 116.30(-4.46 -3.69%)
オクタ<OKTA> 99.14(+11.98 +13.74%)
B.ライリー<RILY> 5.13(-0.27 -5.06%)
デイブ<DAVE> 101.00(+5.97 +6.28%)
アップル<AAPL> 238.20(+0.17 +0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 383.21(-5.28 -1.36%)
アマゾン<AMZN> 202.52(-2.50 -1.22%)
アルファベット<GOOG> 167.93(-0.73 -0.43%)
テスラ<TSLA> 272.66(-11.99 -4.21%)
メタ<META> 644.00(-11.05 -1.69%)
エヌビディア<NVDA> 109.96(-4.10 -3.59%)
AMD<AMD> 95.88(-2.35 -2.39%)
イーライリリー<LLY> 922.35(-7.37 -0.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース