【通貨】外為サマリー:米金利の低下一服を手掛かりに149円10銭台に戻す

26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円10銭前後と前日と比べて7銭程度のドル高・円安で取引を終えた。持ち高調整とみられるドル買いで一時149円89銭まで上伸したが、米長期金利の低下が重荷となり伸び悩んだ。
この日の東京市場はドル売り・円買いが先行し、午前8時50分ごろには148円75銭まで軟化。26日に発表された1月の米新築住宅販売件数が市場予想を下回ったことや、トランプ米大統領が同日に欧州連合(EU)からの全輸入品への関税を検討していることを明らかにしたことから米景気減速が懸念されているようだ。ただ、時間外取引で米長期金利の低下が一服していることがドルの下支えとなり、午前9時50分ごろには149円18銭まで値を戻した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0477ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=156円26銭前後と同65銭程度のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS