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【経済】このあと1月調査分のミシガン大消費者信頼感指数 前回と変わらずの水準が見込まれる

*ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(1月)0:00
予想 74.0 前回 74.0
・1年先のインフレ期待
予想 2.8% 前回 2.8%
・5-10年先のインフレ期待
予想 3.0% 前回 3.0%

 このあと日本時間0時に1月調査分のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表される。予想コンセンサスは74.0と前回と変わらずの水準が見込まれている。前回まで5カ月連続の改善が見られていたが、その動きは一服するものと予想されているようだ。

 ミシガン大消費者信頼感指数は支持政党別の調査も公表しており、ここ数カ月は共和党と民主党の支持者の間の相違が明確に出ている。共和党支持者の期待指数は上昇の半面、民主党支持者は低下。

 今回も引き続き支持政党に大きく左右されると見られているが、選挙後の最も顕著な相違はインフレ見通しに関するもので、共和党支持者はインフレ鈍化を広く予想しているのに対し、民主党支持者は概して上昇を予想している。トランプ次期政権下での関税導入から、将来の物価上昇を避けるために耐久消費財をいま購入するのが得策と考えている消費者が増えている状況。

 この指標は株式市場の動向が影響すると言われているが、年末年始の株式市場が不安定な値動きをしたことから、消費者心理を圧迫したとも見られているようだ。また、今年のFRBの利下げが以前の予想よりも回数が少なくなることが予測されている点も圧迫要因と見られている。

 そのため、今回は予想を下回るケースも留意されるとの指摘も聞かれる。

 なお、ミシガン大学消費者信頼感指数は500件のサンプルによるアンケート調査をもとに算出されるが、速報段階では300件の調査をもとに発表。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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