【特集】「機械」が19位にランクイン、牧野フへの「同意なきTOB」で波紋広がる<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 ペロブスカイト太陽電池
2 人工知能
3 量子コンピューター
4 サイバーセキュリティ
5 データセンター
6 半導体
7 防衛
8 自動車部材・部品
9 TOPIXコア30
10 2024年のIPO
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で「機械」が19位となっている。
ニデック<6594>は27日、工作機械大手の牧野フライス製作所<6135>に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。25年4月4日から1株1万1000円でTOBを実施する予定。ニデックは、牧野フに対して事前協議は行っておらず「同意なきTOB」となることが波紋を呼んでいる。牧野フの株価は27日にストップ高と急伸し、30日もストップ高カイ気配に買われている。ニデックは23年に工作機械メーカーのTAKISAWAを買収している。牧野フを巡る今後の展開が注視されているが、工作機械を中心に機械株には業界再編に向けた思惑が広がる可能性が出ている。機械株にはPBR1倍割れ銘柄は多い。また、足もとの円安や設備投資の回復期待も機械株には追い風だ。
工作機械のツガミ<6101>やオークマ<6103>、アマダ<6113>、DMG森精機<6141>、岡本工作機械製作所<6125>など。また、プレス機のアイダエンジニアリング<6118>やベアリングの日本精工<6471>やNTN<6472>、日本トムソン<6480>、ジェイテクト<6473>、プリント配線板用ドリルのユニオンツール<6278>など注目したい。
出所:MINKABU PRESS