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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:WNIウェザ、ハローズ、ウエルシア

WNIウェザ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ウェザーニューズ <4825>  3,775円  +450 円 (+13.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 ウェザーニューズ<4825>は大幅高で年初来高値を更新。前週末27日取引終了後に6~11月期連結決算を発表。売上高が前年同期比4.1%増の116億900万円、営業利益が同32.8%増の16億7600万円となり、これを好感した買いを集めている。法人向け、個人向けサービスともに堅調だった。利益面では開発体制の見直しが奏功したほか、前年同期に計上した外注費などの一時的な費用が減少したことが寄与した。通期の増収増益見通しに変更はない。

■フィナHD <4419>  1,057円  +82 円 (+8.4%)  11:30現在
 Finatextホールディングス<4419>が急動意。990円近辺で収れんする3本の長短移動平均線(5日・25日・75日線)をマドを開けてまとめて上抜く強い足を見せつけている。証券や保険などを主要顧客に基幹システムをSaaS型で提供するクラウドサービスを展開している。主力の金融インフラ事業は証券向けを中心に拡大基調にあるほか、ビッグデータ解析事業も新規にスタートさせたデータAIソリューションビジネスなどが貢献し受注拡大が顕著となっている。また、システムのモダナイゼーション(レガシーシステムの最適化)支援ビジネスではNEC<6701>と協業体制にあり期待が大きい。25年3月期営業利益は前期比3.4倍となる6億8600万円予想と高変化を見込むが、大幅に増額される可能性が高いとみられている。

■ハローズ <2742>  4,535円  +335 円 (+8.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 ハローズ<2742>が4連騰している。前週末27日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)単独決算が、売上高1557億4900万円(前年同期比7.8%増)、営業利益86億6000万円(同11.8%増)、純利益59億4500万円(同12.3%増)と2ケタ営業増益となったことが好感されている。4月に岡山県岡山市の岡南店、5月に香川県観音寺市の観音寺店、6月に同県高松市の六条店、7月に岡山県笠岡市の笠岡店、8月に広島県福山市の南駅家店及び10月に岡山県岡山市の津高店を改装したことなどが奏功し、既存店売上高が増加した。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高2017億5500万円(前期比3.2%増)、営業利益109億6000万円(同0.8%増)、純利益74億2000万円(同13.6%減)の従来見通しを据え置いている。

■ウエルシア <3141>  2,048円  +138.5 円 (+7.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 ウエルシアホールディングス<3141>が急伸。ウエルシアとツルハホールディングス<3391>の経営統合の時期が前倒しされる見通しになったと前週末に複数のメディアが報じた。当初は2027年末までとしていたが、想定していた海外での手続きが不要になったため25年末に2年前倒しできる見込みという。この報道を手掛かりに買われているようだ。ツルハHDも大幅高となっている。

■ポラリスHD <3010>  183円  +11 円 (+6.4%)  11:30現在
 ポラリス・ホールディングス<3010>が急伸している。前週末27日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を200億7800万円から260億円(前期比15.3%増)へ、営業利益を18億9100万円から22億円(同34.9%減)へ、純利益を14億7300万円から15億円(同54.5%減)へ上方修正したことが好感されている。ホテル・レストラン事業を手掛けるミナシアとの経営統合が完了したことでミナシアの今期3カ月の売上高を計上することに加えて、既存ホテルが想定よりも好調に推移していることが要因。また、一部のホテルの運営形態を運営委託型から賃貸借契約型へ変更したことも寄与する。

■フルマルHD <7128>  2,538円  +76 円 (+3.1%)  11:30現在
 フルサト・マルカホールディングス<7128>が大幅反発している。前週末27日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに本拠を置く投資ファンド、シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズの保有割合が14.98%から16.06%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為を行うこともあり得るとしており、報告義務発生日は12月20日となっている。

■Genky <9267>  3,180円  +45 円 (+1.4%)  11:30現在
 Genky DrugStores<9267>が3日続伸している。同社は前週末27日の取引終了後、12月度の月次営業速報を開示。既存店売上高は2カ月ぶりに前年同月を上回り、株価の支援材料となったようだ。12月の既存店の売上高は前年同月比4.6%増、客数は4.0%増、客単価は同0.6%増となった。12月は新規に4店舗を出店。1店舗を閉店した。土日数は前年と同じだった。全社売上高は同9.4%増だった。

■共立メンテナンス <9616>  2,945.5円  +11 円 (+0.4%)  11:30現在
 共立メンテナンス<9616>が5連騰。同社は前週末27日の取引終了後、11月度の経営情報を公表した。寮事業、ホテル事業、総合ビルマネジメント事業などの合計売上高は218億4100万円と前年同月比で12%増となった。増収基調を継続し、買い安心感が広がったようだ。売上高はホテル事業が同13%増、寮事業は同5%増だった。総合ビルマネジメント事業は同2%減となった。ホテル事業のうち、「ドーミーイン事業」は同19%増となった。

■アダストリア <2685>  3,440円  -370 円 (-9.7%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位
 アダストリア<2685>は6日ぶり反落。前週末27日取引終了後に3~11月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比8.3%増の2200億8900万円、営業利益は同9.4%減の147億7000万円だった。減益を嫌気した売りが優勢となっている。販売・商品戦略により増収を確保した。一方、利益面ではポイント利用率の変動と、海外子会社や飲食事業の不調が響いた。第4四半期でカバーを目指すとし、通期の増収営業増益見通しは据え置いた。

■アドバンテスト <6857>  9,085円  -362 円 (-3.8%)  11:30現在  東証プライム 下落率10位
 アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置は強弱観対立のなかもやや売りに押される展開となっている。前週末にアドテストは3.9%高、ディスコも2.3%あまりの上昇をみせていたが、きょうは持ち高調整の動きが優勢となっている。前週末の米国株市場ではエヌビディア<NVDA>をはじめ半導体セクターが総じて軟調でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も1%安と5日ぶり反落した。米半導体株が上昇一服となったことで、東京市場でも買い手控えムードとなっている。ただ、下値では押し目買いニーズが強く下げ幅は限定的なものにとどまっている。来年はエヌビディアの株価動向が同社株ととりわけ連動性の高いアドテストやディスコの値動きに影響を与えそうで、エヌビディアの収益成長のスピードに一段とマーケットの耳目が集まる。

■DCMホールディングス <3050>  1,434円  -28 円 (-1.9%)  11:30現在
 DCMホールディングス<3050>は反落している。前週末27日の取引終了後に発表した第3四半期累計(3~11月)連結決算は、売上高4169億2200万円(前年同期比15.6%増)、営業利益278億5500万円(同17.9%増)と2ケタ営業増益となり、朝型はこれを好感した買いが優勢だったものの、買いが続かずマイナスに転じた。南海トラフ地震臨時情報の発表や台風の影響で防災用品が大きく伸長したほか、防犯意識の高まりで防犯用品も好調に推移した。また、9月にケーヨーを統合したことによる事業規模拡大と経費削減効果も寄与した。なお、純利益は前期にケーヨー段階取得に係る差益があった反動で153億4600万円(同28.8%減)となった。25年2月期通期業績予想は、売上高5505億円(前期比12.7%増)、営業利益340億円(同18.5%増)、純利益194億円(同9.5%減)の従来見通しを据え置いている。

■トヨタ自動車 <7203>  3,155円  -33 円 (-1.0%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>は売りに押されるなかも、下値では押し目買いが観測される。今月中旬のホンダ<7267>と日産自動車<7201>の経営統合に向けた動きを背景に、にわかに自動車セクターへの注目度が高まった。外資による買収や業界再編の思惑が渦巻くなか、PBRの低い自動車セクターは、経営改善努力への期待と同時に水準訂正を見込んだ買いが流入している。自動車の販売台数で不動の世界首位に君臨し、東京市場でも断トツの時価総額を誇るトヨタは、前週にROEを20%に引き上げる方針を打ち出し株価を急動意させ、経営努力による自動車株割安返上に向けた流れの先陣を切っている。前週末まで3営業日続伸で計350円あまり水準を切り上げたことで目先利食い圧力も意識されるが、足もと外国為替市場でドル高・円安水準が維持されていることもあり、出遅れた向きの押し目買いを誘い底堅さを発揮している。

■ベルーナ <9997>  780円  -8 円 (-1.0%)  11:30現在
 ベルーナ<9997>が冴えない、同社は28日、一部の「おせち」商品を届けることができなくなったと発表。これを嫌気した売りが出たようだ。「ベルーナオリジナルおせち結(和三段重)」および「ベルーナオリジナルおせち彩寿(和洋中三段重)」のセット商品の一部において、商品出荷準備の手配にミスがあり、配送が不能となった。同社は今後、管理体制の強化を図り、再発防止に努めるとしている。

■オークワ <8217>  890円  -9 円 (-1.0%)  11:30現在
 オークワ<8217>が軟調推移。同社は前週末27日の取引終了後、25年2月期第3四半期累計(2月21日~11月20日)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比0.6%増の1837億2700万円、営業利益は同89.3%減の1億2700万円、最終損益は1億1400万円の赤字(前年同期は6億6200万円の黒字)となった。大幅な営業減益でかつ、最終赤字に転落したことを嫌気した売りが出たようだ。増収を確保した一方で、人件費や光熱費などのコスト上昇が響いた。

■DWセラピ研 <4576>  203円  +40 円 (+24.5%)  11:30現在
 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>が急騰している。前週末27日の取引終了後、ライセンスアウト先の興和(名古屋市中区)より、「グラアルファ配合点眼薬」がタイにおいて、緑内障・高眼圧症を適応症として承認を取得したとの連絡を受けたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。2022年12月に興和において日本国内での販売が開始された点眼剤で、海外での承認取得は初めて。DWTIは興和から契約に基づく実施料を受領するという。24年12月期の業績予想の修正はないとしながらも、中長期的な業績向上に資するものとの認識を示している。

●ストップ高銘柄
 Eストアー <4304>  1,904円  +400 円 (+26.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 visumo <303A>  2,036円  +400 円 (+24.5%) ストップ高   11:30現在
 ブランドT <7067>  1,638円  +300 円 (+22.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 牧野フライス製作所 <6135>  10,750円  +1,500 円 (+16.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、4銘柄

●ストップ安銘柄
 日本オーエー研究所 <5241>  1,182円  -400 円 (-25.3%) ストップ安   11:30現在
 フォルシア <304A>  4,040円  -1,000 円 (-19.8%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

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