【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、消費者物価指数などに注目
■強含み、日銀早期利上げ観測後退で円売り優勢
今週の豪ドル・円は強含み。豪準備銀行(中央銀行)の12月理事会議事要旨では利下げ検討などに関する新たな見解は含まれていなかった。一方、日本銀行による早期利上げ観測の後退は植田総裁の講演後も変わらず、日豪金利差を意識した円売りが観測された。取引レンジ:97円56銭-98円43銭。
■もみ合いか、消費者物価指数などに注目
来週・再来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は、消費者物価が持続的に目標に戻るとの確信が高まったとの見解を伝えており、豪ドルは買いづらくなっている。一方、日本銀行の早期利上げ観測後退を受けた円売りが続いているが、日本政府による円安けん制への警戒から円売りは限定的になる可能性もある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・1月8日:11月消費者物価指数(10月:前年比+2.1%)
・1月9日:11月小売売上高(10月:前月比+0.6%)
・1月9日:11月貿易収支(10月:+59.53億豪ドル)
予想レンジ:96円50銭-99円50銭
《FA》
提供:フィスコ