【経済】メキシコペソ円今週の予想(12月23日) サンワード証券の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、メキシコペソ円について、『メキシコ銀行(中銀)が追加利下げに慎重な姿勢を見せたことから、堅調に推移しそうだ』と述べています。
続けて、『メキシコ中央銀行は19日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%ポイント(bp)引き下げて10.00%とした。インフレ状況が改善していることから、今後の会合でさらなる利下げを検討する可能性も示唆した。決定は全会一致だった。前回11月の会合でも全会一致で0.25%ポイントの利下げを決定していた。3月に過去最高の11.25%から政策金利の引き下げを開始して以来、今年5回目の利下げとなる』と伝えています。
また、『理事会は声明で「インフレ抑制の進捗状況を踏まえ、引き締め姿勢は維持しつつも、今後の複数回の会合で大幅な下方調整が検討される可能性がある」とした。中銀は声明で、「主要貿易相手国との統合を弱めかねない措置の可能性」としてメキシコぺソの変動について言及した』と伝え、『ただ、最近のペソの対ドル相場での不安定さとトランプ次期米政権による関税引き上げの可能性を踏まえ、メキシコ中銀が大幅な金利引き下げを実施できるかどうかは疑わしい』と見解を述べています。
こうしたことから、陳さんは、『トランプ氏がメキシコに関税を課せばペソは急落する恐れがあるうえ、依然として残る財政リスクや米連邦準備理事会(FRB)のタカ派的姿勢もある。利下げに関しては今以上に慎重な姿勢で臨むことになろう』と考察しています。
メキシコペソ円の今週のレンジについては、『7.50円~8.0円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月24日付「メキシコペソ円今週の予想(12月23日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
《CS》
提供:フィスコ