市場ニュース

戻る
 

【市況】ダウ先物は小幅安、クリスマス・イブで動意薄 本日は短縮取引=米国株

米株価指数先物(3月限)(NY時間08:43)(日本時間22:43)
ダウ先物 43289(-30.00 -0.07%)
S&P500 6042.50(+6.50 +0.11%)
ナスダック100先物 21800.75(+47.50 +0.22%)

 きょうの米株価指数先物市場でダウ先物は小幅安の一方、ナスダック100は小高く推移している。本日はクリスマス・イブで現地時間午後1時(日本時間25日午前3時)までの短縮取引となる。

 前日の米株式市場はIT・ハイテク株を中心に半導体株などに支えられ、クリスマス週を好調な滑り出しでスタートした。その半導体株は本日も時間外で好調に推移している。バイデン政権が中国製チップの調査を開始したと伝わったことが材料視されているようだ。

 一方、早朝にアメリカン航空<AAL>でトラブルが発生。早朝に米国で全便の運航を停止すると発表した。米連邦航空局(FAA)の勧告に従った。全便に技術的問題が生じているとしていたが、その後、FAAは運航停止を解除している。アメリカン航空の株価は時間外で一時5%超下落したが、現在は前日付近に戻す展開。

 市場では好調な今年を締めくくるサンタクロース・ラリーを期待する投資家もいる。しかし、これは今年に限った話ではないとの指摘も出ている。1969年以降、年末の5営業日と1月の最初の2営業日までのS&P500の平均上昇率は1.3%となっている。

 しかし、ストラテジストからは、今後数日間は市場はやや停滞するとの予測も出ている。同ストラテジストは年末のS&P500の予想を6000に据え置いているが、これは前日終値から0.4%しか上昇しないとの見方を意味する。「サンタクロース・ラリーは起こるかもしれないが、それほど力強い上昇ではない」とし、市場に対して中立の見方をしているようだ。

 USスチール<X>が時間外で下落。日本製鉄による同社買収計画を巡り、国家安全保障上の問題を審査していた対米外国投資委員会(CFIUS)は意見がまとまらず、最終判断をバイデン大統領に委ねたと伝わっている。大統領は買収を阻止する意向を示している。

 管理医療のノイエヘルス<NEUE>が時間外で急伸。ニュー・エンタープライズ・アソシエイツおよびその他の投資家による同社買収が伝わった。買収完了後に非公開化される。

アメリカン航空<AAL> 17.12(-0.13 -0.75%)
USスチール<X> 31.10(-0.27 -0.86%)
ノイエヘルス<NEUE> 7.02(+2.71 +62.88%)

アップル<AAPL> 255.30(+0.03 +0.01%)
マイクロソフト<MSFT> 434.50(-0.75 -0.17%)
アマゾン<AMZN> 225.68(+0.62 +0.28%)
アルファベット<GOOG> 196.72(+0.73 +0.37%)
テスラ<TSLA> 436.16(+5.56 +1.29%)
メタ<META> 604.75(+4.90 +0.82%)
エヌビディア<NVDA> 140.22(+0.55 +0.39%)
AMD<AMD> 127.41(+2.81 +2.26%)
イーライリリー<LLY> 798.00(+1.72 +0.22%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均