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【材料】ホンダのADRが大幅高 1兆1000億円を上限に自社株買い実施=米国株個別

(NY時間09:33)(日本時間23:33)
ホンダADR<HMC> 27.10(+3.21 +13.42%)
日産ADR<NSANY> 5.68(-0.05 -0.87%)

 ホンダのADR<HMC>がNY市場で大幅高。ホンダと日産は23日、経営統合に向けた検討に入ると正式に発表した。ホンダは同時に、1兆1000億円を上限に、発行済み株式総数の23.7%にあたる自社株買いを実施するとも発表。

 両社は共同持ち株会社を設立し、2026年8月の再上場を目指す。両社の株式は上場廃止となる見通し。

 持ち株会社の社長には、ホンダが指名する取締役から選定するほか、社内・社外取締役のそれぞれの過半数もホンダが指名する。

 ホンダの三部社長は、シナジー効果は営業利益ベースで1兆円以上となると説明。日産が筆頭株主の三菱自動車は、25年1月末をめどに両社の経営統合へ参加するかどうかの結論を出す。合流すれば販売台数は800万台を超え、トヨタ自動車と独フォルクスワーゲンに次ぐ3位の規模となる。

 日産とホンダは独占交渉の義務を負い、解約手数料は1000億円となる。今後、両社で設置する統合準備委員会での検討と今後実施するデュー・ディリジェンスの結果などを踏まえて、より具体的なシナジー効果について分析していくという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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