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【注目】トランプ氏、パナマ運河の通航料に不満示す

 トランプ次期米大統領は22日、大西洋と太平洋を結ぶパナマ運河を巡り、パナマ政府が法外な通航料を課していると非難し、管理権を奪取することも辞さない姿勢を示した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。

 トランプ氏はアリゾナ州フェニックスで開かれた保守派の会合に参加し、「われわれは他のあらゆる場所と同様に、パナマ運河でも搾取されている」と発言。国営運河の管理権を米国に返還するよう要求したうえで、これが「間違った手にわたるのは決して、絶対に許さない」と述べた。

 7月に就任したパナマのホセ・ラウル・ムリノ大統領はトランプ氏の発言に反発。ムリノ氏は米政府の支援を受け、米国へ向かう移民を抑制する公約を掲げて当選したが、今回のトランプ氏の発言はパナマの主権に対する侮辱だとして退けた。

 トランプ氏がパナマ運河の管理権をどのように奪取するか、詳細には言及していない。


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