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【市況】<マ-ケット日報> 2024年12月23日

 週明けの市場は日経平均が7日ぶりに大幅反発。終値は前週末比459円高の3万9161円で3日ぶりに3万9000円台を回復した。前週末の米株高を受けて買い先行のスタート。一時は戻り売りに押されて上げ幅を半分以下に縮める場面があったが、ここまでの6連敗で1150円も下げていただけに再び値頃買いが優勢となった。また、個人による12月決算銘柄の配当取りの買いや売り方の買い戻し、そして外国人短期筋の先物買いなどから後場は一段高を演じている。

 前週末の米国市場はインフレ指標の落ち着きを好感してダウ平均は続伸した。この日発表された11月の個人消費支出物価指数の上昇が事前予想を下回ったため、来年の過度な利下げペース鈍化懸念が後退した。長期金利も低下し株式の割高感を薄めている。一方、米政府のつなぎ予算の期限が20日夜で、これが延長されなければ政府機関の一部閉鎖につながるため戻りがやや鈍くなる場面も。延長されるとの見方が多いがトランプ氏の意向も働くため市場は少し慎重になっている。

 さて、東京市場は日経平均がようやく反発に転じて3万9000円台を回復。チャート上では75日移動平均線(3万8483円)にサポートされての反発で、現状では一番重要な下値支持線となっている。年内相場も残すところが5日ほどとなっており全体としてこれ以上大きな動きは出てきそうにないが、下値不安が消えた現状において、個別で26日くらいまで配当取りの動きが活発化しそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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