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【材料】アクサムが上昇 アルツハイマー病患者にも適応なら株価は30-40%上昇の可能性=米国株個別

(NY時間13:14)(日本時間03:14)
アクサム<AXSM> 91.98(+2.24 +2.49%)

 医薬品のアクサム・セラピューティクス<AXSM>が上昇。アナリストによると、同社の抗うつ剤が、アルツハイマー病患者の興奮状態を治療する後期臨床試験2件で良好なデータを報告した場合、株価は30-40%上昇する可能性があると指摘した。

 同社の抗うつ剤「Auvelity」の臨床試験「アドバンス2」と「アコード2」の成功確率は75%と予測しているという。同社株は今月に入って下落しているが、これはデータ発表を前に投資家の不安が高まっていることを反映していると指摘。結果は年内に発表予定。

 なお、両試験とも目標を達成できなかった場合、株価は20-25%下落する可能性があり、一方だけの成功であれば、株価は5-10%上昇する可能性があるとしている。

 アルツハイマー型認知症の焦燥感に対する適応拡大は、同剤にとって大きな増収機会となる。同剤は現在、大うつ病性障害の治療薬として承認されているが、アルツハイマー型認知症の適応症にも認可されれば、ピーク時の売上高は10億ドル増加すると見ているという。

【企業概要】
 中枢神経系疾患を対象とした新規治療薬の開発・提供に従事するバイオ医薬品会社。大うつ病性障害や、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者における過度の日中の眠気を対象とした治療薬を提供するほか、アルツハイマー病・うつ病などの治療薬の臨床試験を進める。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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