【市況】米国株見通し:下げ渋りか、割安銘柄に買戻しも
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
(13時30分現在)
S&P500先物 5,909.00(-25.00)
ナスダック100先物 21,227.50(-151.50)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は147ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
19日の主要3指数はまちまち。序盤の堅調を維持できずナスダックとS&Pは3日続落、ダウは11日ぶりの反発も42342ドルと15ドル高にとどまった。連邦公開市場委員会(FOMC)では金利見通し(ドットチャート)から当局者が利下げペースを後退させ、前日は売り優勢となっていた。その反動で19日は割安銘柄を中心に買戻しが強まり、相場を牽引。国内総生産(GDP)確定値の上方修正は景況感の改善を示し、相場を支えた。
本日は下げ渋りか。今晩発表のコアPCE価格指数が予想通り前回を上回れば連邦準備制度理事会(FRB)の今後の利下げ期待はさらに後退。長期金利が上昇基調を強めれば、ハイテクをはじめ幅広い売りが相場を圧迫しそうだ。半面、今週発表された小売売上高や国内総生産(GDP)確定値といった重要経済指標で景況感の改善が示されており、割安銘柄には買戻しが入りやすい。もっとも、週末に向け調整売りが指数の戻りを抑えるだろう。
《TY》
提供:フィスコ