【経済】１１月の米小売売上高、自動車購入の急増で堅調なペースで増加

　この日発表の１１月の米小売売上高は全体指数で前月比０．７％と予想を上回る伸びを見せたものの、自動車を除くコア指数は０．２％と予想を下回った。全体指数は自動車購入の急増と堅調なオンラインショッピングに支えられ、堅調なペースで増加した。

　今回のデータはホリデーシーズンの重要な時期に、消費者が値引きに惹きつけられ、インフレを上回るペースで上昇している所得に支えられ、底堅さを維持していることが示唆されている。

　信頼感を示す指標も１１月の選挙以来上昇しており、一部の消費者は、高額商品を今購入することで、トランプ政権が課す可能性のある新たな関税による価格上昇を回避できるとしている。

　ＧＤＰの算出に用いられる自動車ディーラー、建築資材、ガソリンスタンドは除く売上高、いわゆるコントロールグループは１０月の減少から１１月には０．４％の増加に転じた。過去３カ月間では、その売上高は年率換算で５．６％増加しており、第４四半期のＧＤＰにとっては明るい兆しを示している。

＊米小売売上高（11月）22:30
結果　0.7％
予想　0.6％　前回　0.5％（0.4％から修正）（前月比）
結果　0.2％
予想　0.4％　前回　0.2％（0.1％から修正）（除自動車・前月比）
結果　0.2％
予想　0.4％　前回　0.2％（0.1％から修正）（除自動車/ガソリン・前月比）
結果　0.4％
予想　0.4％　前回　-0.1％（コントロール・前月比）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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