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【市況】<マ-ケット日報> 2024年12月16日

 週明けの市場は日経平均が小幅続落。終値は前週末比12円安の3万9457円だった。米国で半導体株が買われた流れから取引序盤は150円ほど値上がりする展開。ただ、この価格帯では戻り売りが多く10時以降は伸び悩み、後場からは小幅マイナス圏へと落ちてしまった。円が1ドル=153円台へ下落したことは相場の支えとなったが、やはり国内に買い材料が見当たらず積極的に買い上がる雰囲気は乏しかった。今週は日米の金融政策会合があり買いにくい週とはなっている。

 前週末の米国市場は長期金利の上昇を嫌気してダウ平均は7日続落した。市場では足元の景気の強さと来年のトランプ政策によるインフレ圧力から、今月は利下げが行われたとしても、来年1月には利下げが見送られるとの見方がじわりと広がっている。さすがに週間で800ドル以上も下げている状況から下値には押し目買いが入り下げ渋ったが、利下げを過度に織り込める雰囲気でもなくなっている様子がうかがえる。一方、ハイテク株は強くナスダック指数は小反発へ。

 さて、東京市場は円安や米半導体株高という支援を受けながらも、ボックス上限に当たる4万円を前にした警戒感から実需不足を露呈する1日に。来年に向けた株高期待があるため下値はしっかりと拾われるが、年内残り2週間ということで積極的な売買は敬遠されている。本日発表の10月の機械受注が良く国内も決してファンダメンタルズは悪くない。押し目買い有利の流れは緩やかながらも続きそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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