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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アシロ、神戸物産、山岡家 (13日大引け後 発表分)

アシロ <日足> 「株探」多機能チャートより

 12月13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アシロ <7378> [東証G]  ★今期最終は5.8倍増で3期ぶり最高益、9.72円増配へ
 ◆24年10月期の連結最終損益は1億4200万円の黒字(前の期は1200万円の赤字)に浮上し、従来予想の4300万円の黒字を上回って着地。続く25年10月期の同利益は前期比5.8倍の8億3000万円に急拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前期上振れは主軸のメディア事業が想定以上に好調に進捗し、HR事業(人材紹介・派遣)も体制整備が進んだことが要因。今期は主力のリーガルメディアと派生メディアが20%超の売上成長、HR事業(人材紹介・派遣)も高い成長率を継続し、31.8%の大幅増収を見込む。
  併せて、前期の年間配当を22.84円→24.18円(前の期は13.61円)に増額し、今期も前期比9.72円増の33.9円に増配する方針とした。

 神戸物産 <3038> [東証P]  ★今期経常は20%増で3期ぶり最高益、3円増配へ
 ◆24年10月期の連結経常利益は前の期比5.4%増の315億円で着地。続く25年10月期は前期比19.7%増の378億円に伸び、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は業務スーパー事業の更なる拡大を計画し、期末に1118店舗(純増34店舗)を目標とする。既存店は節約志向の消費者を取り込み1~2%以上の成長を見込むほか、引き続きプライベートブランド比率の上昇を目指す。
  併せて、今期の年間配当は前期比3円増の26円に増配する方針とした。
  同時に、中期経営計画を見直し、26年10月期の営業利益目標を従来の370億円→410億円に上方修正すると発表。

 Hamee <3134> [東証S]  ★上期経常が48%増益で着地
 ◆25年4月期上期(5-10月)の連結経常利益は前年同期比47.6%増の10.3億円に拡大して着地。コマース部門でコスメティクス事業が好調な販売と原価改善によって黒字化したほか、ゲーミングアクセサリー事業が大きく伸びたことが寄与。プラットフォーム部門ではネクストエンジン事業が高単価ユーザーの受注増加や価格改定効果で大幅な増収増益を達成した。

 山岡家 <3399> [東証S]  ★今期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額
 ◆25年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の31億円→38億円に22.6%上方修正。増益率が45.4%増→78.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。インバウンド需要の拡大を背景に来店客数が前年同期比20%以上も増加していることに加え、7月と11月に実施した価格改定の影響なども織り込んだ。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→6円(前期は1→2の株式分割前で10円)に増額修正した。

 山王 <3441> [東証S]  ★8-10月期(1Q)経常は43%増益・通期計画を超過
 ◆25年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比42.8%増の3.4億円に拡大して着地。自動車市場や通信市場の需要が回復に向かう中、国内部門の収益が大きく改善したことが寄与。
  第1四半期実績だけで、通期計画の2.5億円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。

 Pアンチエイ <4934> [東証G]  ★8-10月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過
 ◆25年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常損益は6億2500万円の黒字(前年同期は2600万円の赤字)に浮上して着地。アンチエイジング事業の苦戦が続いたものの、広告宣伝費を中心に販管費が減少したことが大幅な黒字につながった。
  第1四半期実績だけで、通期計画の1億3000万円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。

 イトヨーギョ <5287> [東証S]  ★今期配当を7円増額修正
 ◆25年3月期の期末一括配当を従来計画の10円→17円(前期は15円)に大幅増額修正した。足もとの業績動向などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。配当利回りは3.44%に上昇。

 リッジアイ <5572> [東証G]  ★8-10月期(1Q)経常は20倍増益で着地
 ◆25年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期非連結比20倍の9900万円に急拡大して着地。カスタムAIソリューション事業で生成AIなどの大型案件の追加受注や人工衛星解析案件の新規受注によって大幅増収を達成したほか、前期買収したスターミュージック社は利益率の高い音楽配信サービスが好調だった。
  上期計画の1億1500万円に対する進捗率は86.1%に達しており、業績上振れが期待される。

 丹青社 <9743> [東証P]  ★今期経常を24%上方修正、配当も10円増額
 ◆25年1月期の連結経常利益を従来予想の41億円→51億円に24.4%上方修正。増益率が2.6%増→27.7%増に拡大する見通しとなった。良好な市場環境を背景に需要が堅調に推移し、商業その他施設事業とチェーンストア事業を中心に売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→40円(前期は30円)に大幅増額修正した。

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