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【市況】概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日続伸、銀行株上げ主導

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 126139.20 +0.72%
3日のブラジル株式市場は小反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比903.66ポイント(+0.72%)高の126139.20で引けた。日中の取引レンジは125,233.45-126,417.20となった。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。国内総生産(GDP)の上振れが支援材料。7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は0.9%となり、前期の1.4%を下回ったものの、予想の0.8%を上回った。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。一方、インフレ率の加速懸念などが指数の上値を抑えた。

【ロシア】MOEX指数 2539.64 -1.83%
3日のロシア株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比47.36ポイント安(-1.83%)の2539.64となった。日中の取引レンジは2523.54-2588.87となった。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、11月のS&Pグローバル総合購買担当者景気指数(PMI)などが翌4日に発表されるため、慎重ムードも強まった。ほかに、ウクライナ問題をめぐる欧米との対立などが引き続き指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 80845.75 +0.74%
3日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比597.67ポイント高(+0.74%)の80845.75、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同181.10ポイント高(+0.75%)の24457.15で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をやや拡大させた。海外株の上昇を受け、インド株も買いが先行。また、2024年度下半期の成長率が上半期から加速するとの見通しも好感された。ほかに、景気対策への期待感が引き続き支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3378.81 +0.44%
3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比14.82ポイント高(+0.44%)の3378.81ポイントと3日続伸した。

追加経済対策に対する期待感が相場を支える流れ。翌年の経済政策方針を決める中国の重要会議「中央経済工作会議」は11日に開催される――と事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。中国景気の回復遅れが指摘される中、当局は金融・財政政策を強めるとの期待も根強い。市場では、会議の後、預金準備率が引き下げられるとの見方も広がっている。ただ、上値は限定的。人民元安の進行や、米中対立激化の警戒感が重しだ。バイデン米政権は2日、新たな対中半導体規制を発表。中国商務部は同日、強く反対するとコメントしている。指数は安く推移する場面もみられた。

《NH》

 提供:フィスコ

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