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【市況】26日の米株式市場の概況、NYダウ連日で最高値更新 関税策受けた売りをこなす

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 26日の米株式市場では、NYダウが前日比123.74ドル高の4万4860.31ドルと5日続伸し、連日で過去最高値を更新した。トランプ次期米大統領がメキシコやカナダに対して25%、中国に対して追加で10%の関税をかけると表明した。これを受けて売り込まれる場面があったが、米経済の底堅さを意識した買いが入り持ち直した。次期米財務長官のもと、財政への悪影響を抑えながら経済政策が実施されるとの期待感も引き続き全体相場を支援した。

 ウォルマート<WMT>とスリーエム<MMM>が上昇。プロクター・アンド・ギャンブル<PG>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が堅調に推移し、イーライ・リリー<LLY>が高い。一方、アムジェン<AMGN>が売られ、フォード・モーター<F>とベスト・バイ<BBY>が軟調。ゼネラル・モーターズ<GM>とコールズ<KSS>、アバクロンビー&フィッチ<ANF>が大幅安となった。

 ナスダック総合株価指数は119.462ポイント高の1万9174.297と4日続伸。アップル<AAPL>やアルファベット<GOOG>、エヌビディア<NVDA>がしっかり。メタ・プラットフォームズ<META>やマイクロソフト<MSFT>が買われ、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が頑強。ウッドワード<WWD>とポセイダ・セラピューティクス<PSTX>が急伸した。一方、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>とテスラ<TSLA>が冴えない展開となった。

出所:MINKABU PRESS

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