【材料】エヌビディア、決算受け時間外で軟調 売上高見通しに物足りなさも 普通に見れば強いガイダンス=米国株個別
(NY時間17:08)(日本時間07:08)時間外
エヌビディア<NVDA> 145.11(-0.78 -0.53%)
エヌビディア<NVDA>が時間外で下落。引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。AIチップを手掛けるデータセンター部門の売上高は308億ドルに達し、予想も上回った。
しかし、株価は時間外で冴えない反応。一時5%超下落する場面も見られたが、下げ渋る動きも出ている。第4四半期の売上高見通しは375億ドル前後を見込んだ。予想の371億ドルは上回っているものの、前回、前々回のような予想から大きく上方乖離した強い見通しでもなかったことから、物足りなさも出ているようだ。ただ、普通に見れば強いガイダンスではある。
同社は需要に追いつくのに苦労しており、今年に入ってからは生産上の問題にも苦しめられている。フアンCEOは声明で、新AIチップ「ブラックウェル」は現在、フル生産中であると述べた。同製品への需要は数四半期に渡って需要を上回ると期待されている。また、従来の製品である「ホッパー」も依然強い需要があることも付け加えた。
同社は技術革新のペースを加速させることで、ライバル企業の1歩先を行くことを目指している。その一環として、毎年製品ラインナップを更新する取り組みを行っており、新製品のブラクウェルはより高速で、他の半導体との連携能力が向上している。しかし、製造上の問題により展開が遅れている。
現時点でブラクウェルへの受注を全てこなすことができないとし、生産が改善されれば、供給は十分になるだろうとファンCEOは述べている。ブラックウェルの出荷は第4四半期に開始予定。
(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.81ドル(予想:0.74ドル)
・売上高:350.8億ドル 94%増(予想:332.5億ドル)
データセンター:308億ドル(予想:291.4億ドル)
ゲーム:33.0億ドル(予想:30.6億ドル)
プロフェッショナル・ビジュアライゼーション:4.86億ドル(予想:4.78億ドル)
自動車:4.49億ドル(予想:3.65億ドル)
・粗利益率(調整後):75%(予想:75%)
・研究開発費:33.9億ドル(予想:33.4億ドル)
・営業利益(調整後):232.8億ドル(予想:219億ドル)
・FCF:167.9億ドル
(11-1月・第4四半期見通し)
・売上高:375億ドル±2%(予想:371億ドル)
・粗利益率(調整後):73~74%(予想:73.5%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
エヌビディア<NVDA> 145.11(-0.78 -0.53%)
エヌビディア<NVDA>が時間外で下落。引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。AIチップを手掛けるデータセンター部門の売上高は308億ドルに達し、予想も上回った。
しかし、株価は時間外で冴えない反応。一時5%超下落する場面も見られたが、下げ渋る動きも出ている。第4四半期の売上高見通しは375億ドル前後を見込んだ。予想の371億ドルは上回っているものの、前回、前々回のような予想から大きく上方乖離した強い見通しでもなかったことから、物足りなさも出ているようだ。ただ、普通に見れば強いガイダンスではある。
同社は需要に追いつくのに苦労しており、今年に入ってからは生産上の問題にも苦しめられている。フアンCEOは声明で、新AIチップ「ブラックウェル」は現在、フル生産中であると述べた。同製品への需要は数四半期に渡って需要を上回ると期待されている。また、従来の製品である「ホッパー」も依然強い需要があることも付け加えた。
同社は技術革新のペースを加速させることで、ライバル企業の1歩先を行くことを目指している。その一環として、毎年製品ラインナップを更新する取り組みを行っており、新製品のブラクウェルはより高速で、他の半導体との連携能力が向上している。しかし、製造上の問題により展開が遅れている。
現時点でブラクウェルへの受注を全てこなすことができないとし、生産が改善されれば、供給は十分になるだろうとファンCEOは述べている。ブラックウェルの出荷は第4四半期に開始予定。
(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.81ドル(予想:0.74ドル)
・売上高:350.8億ドル 94%増(予想:332.5億ドル)
データセンター:308億ドル(予想:291.4億ドル)
ゲーム:33.0億ドル(予想:30.6億ドル)
プロフェッショナル・ビジュアライゼーション:4.86億ドル(予想:4.78億ドル)
自動車:4.49億ドル(予想:3.65億ドル)
・粗利益率(調整後):75%(予想:75%)
・研究開発費:33.9億ドル(予想:33.4億ドル)
・営業利益(調整後):232.8億ドル(予想:219億ドル)
・FCF:167.9億ドル
(11-1月・第4四半期見通し)
・売上高:375億ドル±2%(予想:371億ドル)
・粗利益率(調整後):73~74%(予想:73.5%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース