【材料】<注目銘柄>=ALSOK、機械警備の価格改定効果など注目
ALSOK<2331>は、11月8日に年初来高値1136円をつけたあと短期的な調整局面にあるが、ここは狙い場とみてよいだろう。
11月6日に発表した9月中間期連結決算は、営業利益が156億300万円(前年同期比12.5%減)となった。機械警備、常駐警備、警備輸送の各サービスからなるセキュリティー事業を牽引役に売上高は上期として過去最高を記録したものの、3G停波対応の前倒しや貸倒引当金の増加などが響いた。
ただし、これらは一過性の影響が中心で、過度な懸念は不要だろう。人件費上昇の影響も下期には一巡する見通し。一方、同社を取り巻く環境は、最近の相次ぐ強盗事件による体感治安の悪化や25年の大阪・関西万博の開催で需要面での心配はなく、会社予想の営業利益403億円(前期比3.1%増)は十分達成が可能だろう。
また、会社側では決算説明会において、ここ数十年維持してきた機械警備サービスの価格を改定する方針を打ち出しており、今後の業績への値上げ効果も期待できる。26年3月期は営業利益を470億円と見込む調査機関もあり、株価は増益基調継続を織り込む動きへと向かいそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
11月6日に発表した9月中間期連結決算は、営業利益が156億300万円(前年同期比12.5%減)となった。機械警備、常駐警備、警備輸送の各サービスからなるセキュリティー事業を牽引役に売上高は上期として過去最高を記録したものの、3G停波対応の前倒しや貸倒引当金の増加などが響いた。
ただし、これらは一過性の影響が中心で、過度な懸念は不要だろう。人件費上昇の影響も下期には一巡する見通し。一方、同社を取り巻く環境は、最近の相次ぐ強盗事件による体感治安の悪化や25年の大阪・関西万博の開催で需要面での心配はなく、会社予想の営業利益403億円(前期比3.1%増)は十分達成が可能だろう。
また、会社側では決算説明会において、ここ数十年維持してきた機械警備サービスの価格を改定する方針を打ち出しており、今後の業績への値上げ効果も期待できる。26年3月期は営業利益を470億円と見込む調査機関もあり、株価は増益基調継続を織り込む動きへと向かいそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS