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【市況】パウエル発言にドル高・株安の反応 利下げを急がない姿勢を強調

 日本時間午前5時にパウエルFRB議長の講演が伝わり、市場ではドル高・株安の反応が見られている。議長は「利下げを急ぐ必要性を示す経済状況ではなく、慎重に決断を下すことができる」と述べた。また、「政策はより中立的な設定に移行している」とも語った。

 これを受けて市場では12月利下げの期待を再び後退させており、OIS市場では利下げの確率が50%を割り込んでいる。CMEのフェドウォッチでも65%程度まで低下。

 この状況を受けて米株式市場ではダウ平均が230ドル安まで下げ幅を広げており、為替市場ではドル円が156円台半ばまで上昇している。

NY株式14日(NY時間15:15)(日本時間05:15)
ダウ平均   43727.02(-231.17 -0.53%)
ナスダック   19100.55(-130.17 -0.68%)
CME日経平均先物 39025(大証終比:+445 +1.14%)

USD/JPY 156.37 EUR/USD 1.0523 GBP/USD 1.2660

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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