【材料】シスコシステムズが決算 時間外で株価は小動き=米国株個別
(NY時間16:43)(日本時間06:43)時間外
シスコシステムズ<CSCO> 58.92(-0.26 -0.44%)
シスコシステムズ<CSCO>が引け後に8-10月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第2四半期の見通しが予想を上回ったほか、25年度通期についても見通しを上方修正している。顧客企業によるコンピュータ・インフラへの支出増加を示唆した。
ロビンスCEOは「成長の一部は顧客のAIへの支出によるものだ」と述べた。「顧客企業は新しいAIソフトウェアやサービスが殺到するのを処理するために、コンピューティングシステムを強化しており、25年度は好調なスタートを切った」という。同社は以前、顧客が過剰在庫に悩まされていると述べていたが、今期の売上高の伸びは1年ぶりの増加となる見通しを示している。
ロビンスCEOは同社をサービス・プロバイダーへと変貌させようとしている。この取り組みにより、継続的な売上高が加わっているが、同社の売上は未だにハードウェアの1回限りの設置によるものが大半。
同社は販売が低迷する中、3カ月前に人員削減に踏み切った。9万人余りの従業員のうち約7%を削減すると発表。これにより約10億ドルの費用が発生したと述べている。
ただ、好決算ではあったものの、株価は時間外で小動きに留まっている。同社株は年初来で17%上昇している。
(8-10月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.91ドル(予想:0.87ドル)
・売上高:138.4億ドル 5.6%減(予想:137.7億ドル)
製品:101.1億ドル(予想:99.6億ドル)
ネットワーク:67.5億ドル(予想:67.5億ドル)
セキュリティ:20.2億ドル(予想:18.4億ドル)
コラボレーション:10.9億ドル(予想:10.5億ドル)
オブザーバビリティ:2億5,800万ドル(予想:2億9,970万ドル)
サービス:37億3,000万ドル(予想:37億2,000万ドル)
・粗利益率(調整後):69.3%(予想:67.6%)
・残存履行義務:399.9億ドル
・営業利益率(調整後):34.1%(予想:32.6%)
(11-1月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.89~0.91ドル(予想:0.87ドル)
・売上高:137.5~139.5億ドル(予想:137.4億ドル)
・粗利益率(調整後):68~69%(予想:67.6%)
・営業利益率(調整後):33.5~34.5%(予想:32.7%)
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):3.60~3.66ドル(従来:3.52~3.58ドル)(予想:3.57ドル)
・売上高:553~563億ドル(従来:550~562億ドル)(予想:558.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
シスコシステムズ<CSCO> 58.92(-0.26 -0.44%)
シスコシステムズ<CSCO>が引け後に8-10月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第2四半期の見通しが予想を上回ったほか、25年度通期についても見通しを上方修正している。顧客企業によるコンピュータ・インフラへの支出増加を示唆した。
ロビンスCEOは「成長の一部は顧客のAIへの支出によるものだ」と述べた。「顧客企業は新しいAIソフトウェアやサービスが殺到するのを処理するために、コンピューティングシステムを強化しており、25年度は好調なスタートを切った」という。同社は以前、顧客が過剰在庫に悩まされていると述べていたが、今期の売上高の伸びは1年ぶりの増加となる見通しを示している。
ロビンスCEOは同社をサービス・プロバイダーへと変貌させようとしている。この取り組みにより、継続的な売上高が加わっているが、同社の売上は未だにハードウェアの1回限りの設置によるものが大半。
同社は販売が低迷する中、3カ月前に人員削減に踏み切った。9万人余りの従業員のうち約7%を削減すると発表。これにより約10億ドルの費用が発生したと述べている。
ただ、好決算ではあったものの、株価は時間外で小動きに留まっている。同社株は年初来で17%上昇している。
(8-10月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.91ドル(予想:0.87ドル)
・売上高:138.4億ドル 5.6%減(予想:137.7億ドル)
製品:101.1億ドル(予想:99.6億ドル)
ネットワーク:67.5億ドル(予想:67.5億ドル)
セキュリティ:20.2億ドル(予想:18.4億ドル)
コラボレーション:10.9億ドル(予想:10.5億ドル)
オブザーバビリティ:2億5,800万ドル(予想:2億9,970万ドル)
サービス:37億3,000万ドル(予想:37億2,000万ドル)
・粗利益率(調整後):69.3%(予想:67.6%)
・残存履行義務:399.9億ドル
・営業利益率(調整後):34.1%(予想:32.6%)
(11-1月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.89~0.91ドル(予想:0.87ドル)
・売上高:137.5~139.5億ドル(予想:137.4億ドル)
・粗利益率(調整後):68~69%(予想:67.6%)
・営業利益率(調整後):33.5~34.5%(予想:32.7%)
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):3.60~3.66ドル(従来:3.52~3.58ドル)(予想:3.57ドル)
・売上高:553~563億ドル(従来:550~562億ドル)(予想:558.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース