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【市況】11日の米株式市場の概況、NYダウ連日の最高値 米大統領選後のリスク選好ムードが続く

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 11日の米株式市場では、NYダウが前週末比304.14ドル高の4万4293.13ドルと続伸し、連日で過去最高値を更新した。米大統領選でトランプ氏が勝利したことに伴うリスク選好ムードがきょうも継続した。減税策をはじめとする景気浮揚策への期待や金利の上昇を想定した物色動向がみられ、景気敏感株や金融株を中心に買いが集まった。テスラ<TSLA>の急騰も続いた。この日はベテランズデーとあって債券市場は休場だった。

 ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やハネウェル・インターナショナル<HON>、アメックス<AXP>が上伸し、ウォルト・ディズニー<DIS>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、キャタピラー<CAT>がしっかり。セールスフォース<CRM>が大幅高となり、ブロック<SQ>とシグナ・グループ<CI>が株価水準を大きく切り上げた。半面、インテル<INTC>とメルク<MRK>が売られ、ボーイング<BA>が軟調推移。アッヴィ<ABBV>が急落した。

 ナスダック総合株価指数は11.986ポイント高の1万9298.763と5日続伸し、最高値を連日で更新した。アルファベット<GOOG>が買われ、ルルレモン・アスレティカ<LULU>やペイパル・ホールディングス<PYPL>、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>が高く、コインベース・グローバル<COIN>とピンタレスト<PINS>が急伸した。一方、アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、メタ・プラットフォームズ<META>が冴えない展開となり、エヌビディア<NVDA>やクアルコム<QCOM>、アプライド・マテリアルズ<AMAT>が下値を探る展開となった。

出所:MINKABU PRESS

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