【市況】東証グロース市場250指数先物見通し:堅調推移を想定
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
本日の東証グロース市場250指数先物は、堅調推移を見込む。前日11日の米国市場のダウ平均は304.14ドル高の44,293.13ドル、ナスダックは11.99ポイント高の19,298.76で取引を終了した。トランプ次期政権による規制緩和や成長優先策を期待した買いが継続し、寄り付き後、上昇。その後、ベテランズデーの祭日で債券市場休場で材料難となる中、ロテーションにより小型株が買われた一方でハイテク売られ、ナスダックは一時下落に転じた。ダウは終日堅調に推移し連日で過去最高値を更新、相場全体を支えナスダックもプラス圏を回復し終了した。上昇した米株市場と同様に、本日の東証グロース市場250指数先物は堅調推移を見込む。75日移動平均線を上回ってきたことで、売り手が買い戻しを余儀なくされる動きとなりそうだ。VIX指数が8月19日以来の15割れとなっており、投資家心理の安定も期待できる。米国株や日経平均株価との相関性は薄れているが、出遅れ感に着目した買いが入るかにも注目したい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比9pt高の630ptで終えている。上値のメドは645pt、下値のメドは620ptとする。
《SK》
提供:フィスコ