【市況】東証グロース市場250指数先物概況:円安を好感し続伸
11月11日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比5pt高の621pt。なお、高値は624pt、安値は614pt、日中取引高は2097枚。先週末の米国市場のダウ平均は続伸。次期大統領に選出されたトランプ氏の成長優先する政策を期待した買いが一段と強まり、寄り付き後、上昇。さらに、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ると、成長期待に相場は続伸した。長期金利の低下も支援し、相場は過去最高値を更新した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1pt安の615ptからスタートした。トランプ次期大統領による関税引き上げに対する警戒感がくすぶり、朝方は前日終値近辺で推移。その後は徐々に上げ幅を拡大すると、75日移動平均線を上回ってきたことを受け、短期資金の買いが加速。為替市場で、国内輸入企業によるドル買い・円売りが観測されるなど、円安の動きが強まり、グロース市場の安心感につながった。今晩の米国市場はベテランズデーによる休場のため、商いは細ったものの、続伸となる621ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株ではトライアル<141A>やアストロスケールHD<186A>などが上昇した。
《SK》
提供:フィスコ