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【経済】第3四半期の米労働コスト、予想上回る伸び インフレ圧力へのリスクとの指摘も

 きょうは第3四半期の労働生産性と単位労働コストが発表になっていたが、労働生産性は予想を下回った一方、単位労働コストは前期比1.9%と予想を上回る伸びを記録していた。第2四半期についても大きく上方修正されていた。エコノミストからはインフレ圧力へのリスクとの指摘が出ている。

 米労働統計局は、今回の数字は過去5年の修正済みデータが取り入れられたと説明。今回の修正はここ数四半期における賃金の伸びが従来の想定よりも大きかったことを示しており、力強い個人消費の説明もつく。

 インフレ調整後の時間当たり賃金も前期比年率3%上昇となりインフレを上回った。時間当たり賃金の上昇がインフレを上回ったのはこれで7四半期連続。一貫して賃金の伸び鈍化を示している他のデータとは対照的となっている。

 エコノミストからは、多くの指標が経済の強さを示唆する中で発表された今回のデータはインフレのリスクを映し出しており、FRBは今後数カ月の利下げに慎重姿勢を維持する可能性があるとの指摘も出ている。

*非農業部門労働生産性(第3四半期・速報値) 22:30
結果 2.2%
予想 2.5% 前回 2.1%(2.5%から修正)(前期比)

*単位労働コスト(第3四半期・速報値)
結果 1.9%
予想 1.0% 前回 0.0%(0.4%から修正)(前期比)

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