【経済】【クラファン・優待】元バイドゥ役員の代表が石垣島で高級ヴィラ展開 DTAC、11月8日募集開始
沖縄・石垣島でリゾート事業を展開する株式会社DTAC(東京都中央区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは11月8日19時30分開始を予定しています。
・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:900万円、上限募集額:4600万円 |
・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
・ | エンジェル出資実績あり |
・ | 株主優待あり:宿泊料を割引もしくは無料 |
・ | みなし時価総額:4億1199万2000円 |
・ | 類似上場企業:ダイブ <151A> [東証G]、ティーケーピー <3479> [東証G]、HANATOUR JAPAN <6561> [東証G]、アドベンチャー <6030> [東証G]、ベストワンドットコム <6577> [東証G] |
マーケティングのプロである代表
(出典:FUNDINNO)
DTACの髙橋大介代表は、インターネットの黎明期から、Yahoo!やGoogleを活用した広告マーケティングの専門家として、大手企業の集客プランニングを担当。中国・百度(バイドゥ)<BIDU>日本法人の事業責任者として、国内大手日用品メーカーなどの中国進出や、観光庁、ドラッグストア、リテール、アミューズメントパーク企業などのインバウンド関連事業とともに、訪日する中国人観光客の集客を行ってきました。
東証プライム上場企業や地場企業の代表らとの強固なネットワークを有しており、ハード・ソフトの開発や土地・建物情報の提供など、リゾート事業の推進に対して支援を受けています。
(出典:FUNDINNO)
同社は、石垣島で高級ヴィラの運営などのリゾート事業を展開しています。旗艦ブランドの「石垣ヒルズ®」は、絶景と温水プールを備えた1棟貸しの高級ヴィラで、今年4月のオープン以降、初年度の夏(7~9月)は稼働率が平均約90%と順調です。
また、楽天トラベルのブロンズアワードを2年連続受賞した「石垣島Villa7716(なないろ)」や観光客が集中するアーケードエリアに位置する「石垣島グループの宿2216(にじいろ)」を展開しています。
「今後は、地元食材を使った食事やリゾートウェディングなどのアップセルプランの拡充、デジタルマーケティングノウハウを生かした宿泊施設のウェブ支援や運営代行など、収益安定化を図りながら、『石垣ヒルズ®』第2弾オープンを推進していきます」(同社)
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・石垣島での優良な土地・物件の確保と開発スピードの向上
・事業拡大に伴う組織体制の強化と人材の確保
・オフシーズンにおける稼働率の維持と収益の安定化
【解決方法】
・地元不動産業者や地主との関係強化、賃貸物件の活用による迅速な展開
・経験豊富な旅行業界人材とデジタルマーケティング人材の採用および育成
・シーズンに応じた柔軟な料金設定と、長期滞在者向けの特別プランの開発
日本の観光業のために
同社の「石垣ヒルズ®」は、石垣島の美しい自然と、長年のデジタルマーケティングを通じた顧客理解を生かすことで、単なる宿泊施設ではない「幸せな時間を演出する舞台装置」として設計から挑んだものです。
オーシャンビューやサンセットなど、会話や行動を生み出す仕掛けを随所に取り入れることで、希薄化しがちな現代社会のコミュニケーションを再構築し、かけがえのない思い出を作る場所にしていきたいといいます。
消費者の旅行予約行動はデジタルシフトが進行し、年々、オンライン予約の比率が増加。これに対応できない宿泊施設は競争力の低下と収益悪化の危機に直面しているそうです。
「弊社は、最新のデジタルマーケティング技術と豊富な海外経験を融合させたアプローチで、インバウンドを含めて効果的な集客モデルを構築します。これらのノウハウは、他の宿泊施設にも共有し、石垣島の活性化、ひいては日本の観光業全体を後押ししていきたいと考えています」(同社)
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
石垣島を含む八重山エリアの観光客はコロナ禍後に急増し、2023年、過去最多の2019年と同水準に迫る約120万人を記録。2024年以降も平均5%以上成長し、2030年には150万人を突破する見込みだといいます。
国内旅行市場全体についても、1泊あたりと、1回の旅行での消費額のいずれも増加傾向にあり、高級旅館・ホテルの需要や、プライバシーを重視した一棟貸しヴィラタイプの宿泊施設への注目も高まっているそうです。
石垣島には約800の宿泊施設があり、その大半は中・低価格帯の施設や大型高級リゾートホテルで、高級路線の小規模施設の需要に供給が追いついていないといいます。石垣島には多種多様な動植物が生息し、大型リゾート開発へのハードルは高いそうです。
「小・中規模の高級リゾートに位置する『石垣ヒルズ®』は、空白市場を開拓するポテンシャルを持っており、競争が少ない中で先行優位を築いていきたいと考えています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
「石垣ヒルズ®」は1泊10万~20万円(季節による)の高級ヴィラとして運営し、滞在を重視するゲストから好評だといいます。
約1050平米(エントランス側の共用部分を含む)の広大な敷地面積に「OPEN SKY VILLA」「OUTDOOR VILLA」の2棟を構えており、いずれも、家族やグループのコミュニケーションを促進するための仕掛けを用意。オーシャンビューを満喫できるリビングスペースや、旅の計画に欠かせない大型マップと電動自転車、温水プール、バーベキュー設備などがあるそうです。
2024年4月のオープン直後から、多くの家族連れやグループが利用しており、オンシーズン期間の7~9月は85~94%という高稼働率を達成。海外ユーザー比率は約30%で、言語、国境を越えて価値を提供しています。
(出典:FUNDINNO)
同社は自社所有の高級ヴィラのほか、既存物件のリノベーションや賃貸物件の運営など多様な形態で宿泊施設を展開。「石垣島Villa7716」「石垣島グループの宿2216」がこれに該当し、すでに物件があるため横展開しやすいといい、幅広い顧客ニーズに対応していく計画です。
また、ユーグレナ <2931> [東証P]が運営するカフェレストラン「ユーグレナ・ガーデン」の経営権を承継するなど、石垣島での旅に欠かせない飲食事業も展開。沖縄県や石垣・八重山地方の食材を使った地産地消メニューを提供しており、ふるさと納税等のオンライン販売も検討しています。
(出典:FUNDINNO)
「石垣ヒルズ®」は自社所有・運営施設として、宿泊料金を主な収益源としており、高単価と高稼働率の両立によって安定した収益を確保しています。
今後はリピーターの獲得とともにデジタルマーケティングによる新規流入を狙いつつ、地元企業や地主の協力の下、第2、第3の「石垣ヒルズ®」を開発していきたい考えです。
「石垣島Villa7716」「石垣島グループの宿2216」のような賃貸物件については施設の再生・プロデュースのほか、空室管理、チェックイン、問い合わせ対応などの運営管理により収益化していくといいます。
(出典:FUNDINNO)
同社は、髙橋代表がバイドゥで培った最新のデジタルマーケティング技術を駆使した効率的な集客を実現しており、同氏はバイドゥでの在籍15年で以下の実績を残しています。
・北京での本社総会で、日本人初のベストマネージャーに選ばれ表彰
・GAFAMとの交渉で、日本を含むアジア全域の契約を獲得し、バイドゥや関連子会社などのアジア展開に貢献
・国内大手航空会社など国内外のOTA(Online Travel Agent)との戦略的な連携や検索・地図・SNSを活用したターゲティング広告の展開
「こうした経験から、他の地域密着型宿泊施設には模倣困難な高度なマーケティング戦略と、訪日インバウンド需要を取り込む海外デジタルマーケティングによって、高単価・高稼働率を両立することができていると自負しています」(同社)
今後の成長に向けて
(1)M&AによるExitを計画
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
顧客体験の向上を図るため、家族向けアクティビティの充実やオフシーズン対策として、長期滞在割引やワーケーションプランなどにより、常時稼働率が70%を超える経営状態を目指す計画です。
近く、大手OTA出身のマーケターやインフルエンサーも参画する予定で、デジタルマーケティングのさらなる強化を図り、SEOやSNS広告、国内外のOTAとの連携強化によって、より効果的な集客を実現するといいます。
「同時に直接予約の利便性を高め、自社サイトを含め多様な予約経路を確保していきたいと考えています」(同社)
また、「石垣ヒルズ®」に続き、石垣島内で高級ヴィラの展開を加速させつつ、関連事業の強化を図る計画です。すでに地元食材を使ったカフェレストランを展開しており、宿泊と切り離せない「食」分野を強化することで「石垣ヒルズ®」での宿泊体験の向上を目指すといいます。
(3)中長期計画
「家族の絆を深めるリゾート」というコンセプトを軸に石垣・八重山地区に焦点を当てて、運営施設数の拡大を目指すそうです。第2の「石垣ヒルズ®」開発に向けて候補地を絞り込んでおり、2026年着工を考えています。
「バイドゥ韓国法人、シンガポール法人で培った現地有力者とのネットワークを生かし、アジア諸国をはじめとしたグローバル展開も視野に入れています」(同社)
(4)2031年9月期の運営ホテル数(オーナー物件)10棟を計画
(出典:FUNDINNO)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・ダイブ <151A> [東証G]
・ティーケーピー <3479> [東証G]
・HANATOUR JAPAN <6561> [東証G]
・アドベンチャー <6030> [東証G]
・ベストワンドットコム <6577> [東証G]
株主優待
【基準日】
毎年12月末日
【優待内容】
宿泊料割引もしくは無料(2泊以上で、公式サイト会員価格から以下の条件で割引)
・300株未満:宿泊料15%オフ
・300株以上500株未満:同20%オフ
・500株以上1000株未満:同30%オフ
・1000株以上2000株未満:同40%オフ
・2000株以上:2泊3日分の宿泊無料
【申し込み方法】
予約方法の詳細案内を基準日以降、登録のメールにて連絡する。
【注意事項】
・宿泊券(宿泊割引券)の配送は行わない。
・年末年始(12月28日~1月5日)、ゴールデンウィーク(4月26日~5月6日)、お盆(8月9日~17日)、シルバーウィーク(9月12日~15日、9月19日~22日)の繁忙期を除く期間が対象
・1年に1回限りの優待。
・優待内容は変更や廃止になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社DTAC
東京都中央区銀座七丁目13番5号 NREG銀座ビル1F
資本金:12,673,172円(2024年9月27日現在)
発行済株式総数:2,102株(同)
発行可能株式総数:10,000株
設立日:2012年10月10日
決算日:9月30日
※2024年10月31日の株主総会で、同日を効力発生日として、発行可能株式総数を1,000,000株とする変更を、2024年11月15日を効力発生日として、1株を196株とする株式分割に伴い発行済株式総数を411,992株とする変更を決議しており、ともに登記申請の準備中。
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 髙橋大介
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 46,000株
■募集株式の払込金額
1株あたり 1,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額900万円を以下の目的に充てる予定。
人件費 702万円
手数料 198万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額3,700万円(目標募集額900万円と上限募集額4,600万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
人件費 1,789万円
システム費 489万円
設計費用 339万円
リノベーション費用 267万円
手数料 814万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(100株)
200,000円コース(200株)
300,000円コース(300株)
400,000円コース(400株)
500,000円コース(500株)
1,000,000円コース(1,000株)
2,000,000円コース(2,000株)
3,000,000円コース(3,000株)
4,000,000円コース(4,000株)
5,000,000円コース(5,000株)
10,000,000円コース(10,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(500株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(10,000株)を上限とする。
■申込期間
2024年11月8日~11月21日
■目標募集額
9,000,000円(上限募集額 46,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は36,800,000円とする。
■払込期日
2024年12月16日
■連絡先
株式会社DTAC
電話番号:080-6753-1393
メールアドレス:info@dtac.tokyo
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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