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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ネットワン、京王、コカBJH

ネットワン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ネットワンシステムズ <7518>  4,305円  +700 円 (+19.4%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 ネットワンシステムズ<7518>はストップ高カイ気配。6日取引終了後、SCSK<9719>から完全子会社化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格が1株4500円であることから、これにサヤ寄せする格好となっている。買い付け予定数は7944万893株(下限5296万600株、上限設定なし)、買い付け期間は11月7日から12月18日まで。TOB成立後にネットワン株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は6日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。

■京王電鉄 <9008>  3,915円  +559 円 (+16.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 京王電鉄<9008>は急反騰。6日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を4540億円から4700億円(前期比15.0%増)へ、営業利益を460億円から550億円(同25.5%増)へ上方修正すると発表。あわせて配当増額や自社株買いを発表しており、これらが好感され買いを呼び込んでいる。不動産販売業での販売戸数の増加に加え、ホテル業での客室単価上昇による増収などが業績を押し上げる。配当予想は70円から100円(前期52円50銭)に引き上げた。自社株買いについては取得上限を560万株(自己株式を除く発行済み株数の4.6%)、または150億円とした。期間は11月14日から来年3月31日まで。

■コカBJH <2579>  2,266円  +323 円 (+16.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>は急伸。6日取引終了後、24年12月期連結業績予想について売上高を8824億円から8880億円(前期比2.2%増)へ、純利益を69億円から74億円(同4.0倍)へ上方修正すると発表。あわせて配当増額や自社株買いを発表しており、これらが好感され買いを呼び込んでいる。人出の増加や猛暑などを背景に需要が増加するなか、新製品の展開や効果的な営業施策が奏功。販売数量が想定以上に伸び業績を押し上げた。あわせて配当政策の変更を発表。これまで純利益の30%以上を目安に配当を実施する方針を掲げていたが、変更後は28年12月期を最終年度とする中期経営計画の期間に配当性向40%以上および28年のDOE2.5%以上を目指し、累進配当を導入するとした。これに伴い、今期の配当予想を50円から53円(前期50円)に増額した。自社株買いについては取得上限を2000万株(自己株式を除く発行済み株数の11.0%)、または300億円とした。期間は11月11日から来年10月31日まで。加えて、11月11日付で2300万株(発行済み株数の11.2%)の自社株を消却するとした。

■シグマクシス <6088>  1,909円  +241 円 (+14.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 シグマクシス・ホールディングス<6088>が急騰。6日の取引終了後に発表した25年3月期上期(4~9月)の連結経常利益は前年同期比43.8%増の30億200万円に拡大して着地。あわせて、通期の同利益予想を従来の53億円から56億5000万円(前期比30.2%増)に上方修正し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが好感されている。主力のコンサルティング事業で顧客の旺盛な需要を背景に、単価の上昇やビジネスパートナーの活用による業績貢献に加え、社内コンサルタントの稼働率が計画を上回って推移していることを織り込んだ。同時に、11月末現在の株主を対象に、1株から2株への株式分割を実施すると発表。あわせて、今期の期末一括配当を従来計画の34円から19円に修正した。株式分割を考慮すると、実質11.8%の増額となる。

■ゴールドウイン <8111>  8,799円  +970 円 (+12.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 ゴールドウイン<8111>は急伸。午前10時ごろに発表した4~9月期連結決算は売上高が前年同期比4.4%増の533億6700万円、純利益が同7.4%増の78億6500万円だった。従来予想(売上高528億円、純利益66億円)から上振れして着地しており、これが好感されている。登山需要やインバウンド需要の回復、ECを通じた定番商品の販売拡大に加え、広告宣伝費を中心に販管費の執行時期を見直したことが業績を押し上げた。また、韓国の持ち分法適用会社からの受取配当金なども寄与した。あわせて、取得上限71万株(自己株式を除く発行済み株数の1.52%)、または70億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は11月8日から来年3月31日まで。

■ニチコン <6996>  1,129円  +117 円 (+11.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 ニチコン<6996>は全般相場が急速に軟化するなか大幅高、10%を超える上昇で値上がり率上位に食い込んでいる。同社が手掛ける車載用アルミ電解コンデンサーが一部大口顧客の在庫調整局面が続いているほか、産業用インバーター機器向けも過剰在庫を背景に需要停滞が続いている。6日取引終了後に、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の100億円から52億円(前期比41.6%減)に大幅下方修正した。しかし、今期業績の低迷は事前に株価に織り込みが進んでおり、8月初旬以降、底値圏でのもみ合いが続いていた。今回、収益予想減額も配当計画には変更がなく、株価指標面でもPBRが0.6倍台と売られ過ぎの水準にある。更に株式需給面では外資系証券経由で貸株市場を通じた空売りが積み上がっており、目先材料出尽くしでショート筋の手仕舞い(買い戻し)の動きに火がついた。

■ヤマエGHD <7130>  2,166円  +224 円 (+11.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 ヤマエグループホールディングス<7130>が切り返し急。6日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比55.2%増の4797億6600万円、最終利益は同6.5%増の41億9900万円となった。7~9月期の最終利益は同82%増と大幅な増益を果たしており、評価されたようだ。上期では食品関連事業において、記録的な猛暑や夏のイベント開催によるアルコール飲料の販売が好調に推移し大幅な増収となった。グループ入りした子会社の業績も寄与した。

■守谷輸送機工業 <6226>  2,244円  +228 円 (+11.3%)  11:30現在
 守谷輸送機工業<6226>はマドを開けて急伸し、上場来高値を連日で更新した。同社は6日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想の上方修正を発表。今期の売上高予想を6億5000万円増額して196億2000万円(前期比11.9%増)、最終利益予想を6億8000万円増額して25億3000万円(同47.3%増)に見直した。更に、期末配当予想を10円増額して23円に修正しており、これらをポジティブに受け止めた投資家の買いを誘ったようだ。4~9月期は新設エレベーターの粗利益率が改善したほか、工事損失引当金戻入額が発生。保守・修理の受注も好調で期初の想定をやや上回る見込みとなった影響などを踏まえ、通期の業績予想を修正した。年間配当予想は33円(前期比13円増配)となる。

■ダイヘン <6622>  7,300円  +610 円 (+9.1%) 一時ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 ダイヘン<6622>が大幅に3日続伸となっている。同社は6日取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比0.2%減の50億6400万円となったが、従来予想の45億円から上振れたことが好感されているようだ。売上高は同21.7%増の960億8800万円(従来予想は900億円)で着地。エネルギーマネジメント事業で国内の配電機器及び海外の大形変圧器の更新需要が増加したほか、マテリアルプロセシング事業では生成AIの活用拡大を背景に半導体製造装置用高周波電源が堅調だった。なお、通期業績予想については売上高2050億円(前期比8.7%増)、営業利益160億円(同5.6%増)とする従来見通しを据え置いている。

■カチタス <8919>  2,102円  +158 円 (+8.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 カチタス<8919>が続急伸。6日の取引終了後に25年3月期上期(4~9月)の連結決算を発表。売上高640億1000万円(前年同期比3.2%増)、経常利益66億5600万円(同16.2%増)となり、これが好感されている。低価格帯の商品を中心に需要が堅調に推移し、販売件数が前年同期比で増加したほか、粗利向上施策によって売上総利益率も上昇したという。なお、通期計画は売上高1345億円(前期比6.1%増)、経常利益137億円(同11.2%増)を据え置いた。

■東武鉄道 <9001>  2,627.5円  +173 円 (+7.1%)  11:30現在
 東武鉄道<9001>が続急伸。6日の取引終了後、25年3月期の連結経常利益を従来予想の580億円から650億円(前期比9.8%減)へ上方修正したことが好感されているようだ。鉄道業における行楽利用の増加やホテル業におけるインバウンド利用増加による稼働率・客室単価上昇に加え、百貨店業におけるインバウンド需要や近隣競合環境の変化の取り込みなどを織り込んだという。業績上振れに伴い、年間配当を従来計画の50円から55円(前期は55円)に増額修正したことも好材料視されている。

■ダイワボウ <3107>  2,995.5円  +192.5 円 (+6.9%)  11:30現在
 ダイワボウホールディングス<3107>が急反発。上値指向を強めている。6日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を上方修正し、好感されたようだ。今期の売上高予想は1111億5000万円増額して1兆1235億円(前期比16.1%増)、経常利益予想は19億円増額して334億円(同6.3%増)、最終利益予想は12億円増額して230億円(同5.4倍)に見直した。ITインフラ流通事業において、企業のIT投資が堅調に推移した。「Windows10」の更新需要も想定より前倒しで拡大し、4~9月期の業績押し上げに寄与した。9月30日を基準日とする中間配当は従来の予想から10円増額の45円で決定。期末配当予想も10円増額し45円に引き上げた。年間配当予想は90円(前期比26円増配)となる。

■日本CMK <6958>  436円  +26 円 (+6.3%)  11:30現在
 6日に決算を発表。「今期経常を一転微増益に上方修正」が好感された。
 日本CMK <6958> [東証P] が11月6日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の37.6億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の42億円→48億円(前期は47.9億円)に14.3%上方修正し、一転して0.1%増益見通しとなった。
  ⇒⇒日本CMKの詳しい業績推移表を見る

■ダイキン工業 <6367>  19,980円  +1,190 円 (+6.3%)  11:30現在
 ダイキン工業<6367>が大幅高で3連騰。2万円の大台に乗せた。6日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。今期の売上高予想は2300億円増額して4兆7700億円(前期比8.5%増)、営業利益予想は30億円増額して4280億円(同9.1%増)、経常利益予想は20億円増額して3920億円(同10.6%増)に修正した。中国や欧州を中心に海外経済に対する慎重な見方が広がるなかで、本業の堅調ぶりが意識され、買いを誘ったようだ。今期の最終利益予想は据え置いた。米州での住宅用市場の回復遅れや欧州ヒートポンプ暖房需要の低迷、中国での不動産不況など厳しい経営環境が続くなか、地域ニーズに即した商品開発力を生かし、シェアアップを図る方針。コストダウンを進めつつ、アプライド事業や業務用ソリューションの拡大を図る。

■シスメックス <6869>  3,024円  +175 円 (+6.1%)  11:30現在
 シスメックス<6869>が大幅高に買われ、約1カ月ぶりに年初来高値を更新している。6日の取引終了後に連結決算(国際会計基準)を発表。25年3月期上期(4~9月)の営業利益が前年同期比31.6%増の445億200万円となり、従来計画の370億円を上回って着地。上期はヘマトロジー(血球計数検査)分野で機器や試薬の売り上げが大幅に増加したことに加え、血液凝固や免疫分野も伸びた。また、為替レートが想定より円安に推移したこともプラスに働いた。好調な業績を踏まえ、通期の同利益予想を従来の870億円から900億円(前期比14.8%増)に上方修正している。

■メイコー <6787>  6,600円  +1,000 円 (+17.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 メイコー<6787>はカイ気配スタート。6日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を1950億円から1970億円(前期比9.8%増)へ、営業利益を160億円から190億円(同62.9%増)へ上方修正すると発表した。受注状況が好調に推移しているため。あわせて、配当予想を72円から80円(前期68円)に増額しており、これらが好感され買いを呼び込んでいる。

■GMOメディア <6180>  3,745円  +700 円 (+23.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 GMOメディア<6180>がストップ高カイ気配となっている。6日の取引終了後、24年12月期の連結経常利益は7億1000万円(前期比31.4%増)になりそうだと発表。従来予想の6億4000万円から上方修正し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが好感されている。利益率の高い自社メディアの投資育成事業(EdTech及び美容医療)が順調に成長を続けていることに加え、AI・RPAの利活用で業務効率化が進展したことが上振れの要因としている。あわせて、期末一括配当を従来計画の121円から174円(前期は105円)に大幅増額修正した。業績好調に伴う普通配当23円、5カ年計画超過達成&上場10期記念配当30円を上積みする。

●ストップ高銘柄
 マーキュリー <5025>  681円  +100 円 (+17.2%) ストップ高   11:30現在
 Sapeet <269A>  7,110円  +1,000 円 (+16.4%) ストップ高   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 GMO TECH <6026>  6,810円  -1,500 円 (-18.1%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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