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【経済】ISM非製造業指数、約2年ぶりの高水準 雇用が予想外に拡大

 きょうは10月のISM非製造業景気指数が発表され、56.0と予想以上に強い内容となった。約2年ぶりの高水準に拡大。雇用指数が予想外に強く追い風となったようだ。雇用指数は53.0と判断基準の50を回復している。市場では今回も50を下回ると予想されていたようだ。

 一方、新規受注が57.4、業況は57.2と拡大圏で堅調なペースを保った。米経済の勢いが第4四半期に入っても持続していることを示唆している。

 低水準の失業率と抑制的なレイオフを併せて考えると、雇用拡大は向こう数カ月の個人消費を支えると見られている。

 今回のデータは先週の10月の米雇用統計よりも労働市場が堅調であることを示す内容となった。10月の非農業部門雇用者数は1.2万人増と、ハリケーンやボーイング労組のストライキによる影響もあって伸びが大幅に鈍化していた。ただ、サービス業の雇用に対する景況感は違うようだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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