【材料】フォード、決算受け下落 通期EBIT見通しを下方修正=米国株個別
(NY時間09:33)(日本時間22:33)
フォード<F> 10.29(-1.08 -9.50%)
フォード<F>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を上回った。ただ、株価は下落。EBITが予想を下回ったほか、通期のガイダンスでEBIT見通しを下方修正したことが嫌気されている。
同社はEVの需要鈍化に直面し、コスト削減とEV戦略の見直しに苦戦する中、通期は従来予想の下限に留まると発表。最近のハリケーンによる供給混乱の克服にも苦戦している。
同社のローラーCFOは「サプライヤーの混乱により利益ガイダンスを下方修正した。ハリケーンの影響もあり供給が途絶えた」と述べた。「保証費用とインフレは予想以上だった」とも語っている。
アナリストは「同社は今年コスト圧力に押され業績予想を下回る数字の発表が相次いでいる。ガイダンスの下方修正は供給問題に起因しているが、在庫管理の課題もあるかもしれない」と述べた。
また、別のアナリストは「同社の今年のEBITマージの低下は来年まで続く可能性がある。同社はハリケーンによる混乱に直面し、またステランティスのような同業他社が在庫増を管理するために値引きを強化しているため、価格設定が軟化している」と述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.49ドル(予想:0.49ドル)
・売上高:462億ドル(予想:453億ドル)
フォード・ブルー:262億ドル(予想:246.3億ドル)
フォード・プロ:157億ドル(予想:152.8億ドル)
フォード・モデルe:12億ドル(予想:14.2億ドル)
・EBIT(調整後):26億ドル(予想:27.7億ドル)
フォード・ブルー:16.3億ドル(予想:17.7億ドル)
フォード・プロ:18.1億ドル
フォード・モデルe:-12.2億ドル(予想:-13.4億ドル) ・EBITマージン(調整後):5.5%(予想:6.3%)
(通期見通し)
・EBIT(調整後):100億ドル(従来:100~120億ドル)(予想:106.3億ドル)
フォード・ブルー:50億ドル(従来:60~65億ドル)
フォード・プロ:90億ドル(従来:90~100億ドル)
フォード・モデルe:-50億ドル(従来:-50~-55億ドル)
・FCF(調整後):75~85億ドル
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
フォード<F> 10.29(-1.08 -9.50%)
フォード<F>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を上回った。ただ、株価は下落。EBITが予想を下回ったほか、通期のガイダンスでEBIT見通しを下方修正したことが嫌気されている。
同社はEVの需要鈍化に直面し、コスト削減とEV戦略の見直しに苦戦する中、通期は従来予想の下限に留まると発表。最近のハリケーンによる供給混乱の克服にも苦戦している。
同社のローラーCFOは「サプライヤーの混乱により利益ガイダンスを下方修正した。ハリケーンの影響もあり供給が途絶えた」と述べた。「保証費用とインフレは予想以上だった」とも語っている。
アナリストは「同社は今年コスト圧力に押され業績予想を下回る数字の発表が相次いでいる。ガイダンスの下方修正は供給問題に起因しているが、在庫管理の課題もあるかもしれない」と述べた。
また、別のアナリストは「同社の今年のEBITマージの低下は来年まで続く可能性がある。同社はハリケーンによる混乱に直面し、またステランティスのような同業他社が在庫増を管理するために値引きを強化しているため、価格設定が軟化している」と述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.49ドル(予想:0.49ドル)
・売上高:462億ドル(予想:453億ドル)
フォード・ブルー:262億ドル(予想:246.3億ドル)
フォード・プロ:157億ドル(予想:152.8億ドル)
フォード・モデルe:12億ドル(予想:14.2億ドル)
・EBIT(調整後):26億ドル(予想:27.7億ドル)
フォード・ブルー:16.3億ドル(予想:17.7億ドル)
フォード・プロ:18.1億ドル
フォード・モデルe:-12.2億ドル(予想:-13.4億ドル) ・EBITマージン(調整後):5.5%(予想:6.3%)
(通期見通し)
・EBIT(調整後):100億ドル(従来:100~120億ドル)(予想:106.3億ドル)
フォード・ブルー:50億ドル(従来:60~65億ドル)
フォード・プロ:90億ドル(従来:90~100億ドル)
フォード・モデルe:-50億ドル(従来:-50~-55億ドル)
・FCF(調整後):75~85億ドル
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース