【市況】米国株見通し:伸び悩みか、決算発表にらみ
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
(13時30分現在)
S&P500先物 5,856.00(-5.50)
ナスダック100先物 20,482.00(-15.00)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は52ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
28日の主要3指数は堅調。序盤のプラスを維持してナスダックは3日続伸、S&Pは反発、ダウは273ドル高の42387ドルと6日ぶりに上向いた。この日は具体的な手がかりが乏しいなか、足元の強い経済指標でソフトランディングへの期待が続いた。また、金利高は抑制され、自律反発狙いの買いが相場をサポートしている。ただ、主力ハイテクの決算発表を控えIT関連への過度な買いは抑制され、一段の上昇は抑えられた。
本日は伸び悩みか。イスラエルによるイランに対する報復攻撃が現時点で限定的だったとみられ、過度な懸念の後退による買戻しが先行。ただ、大統領選に向け、共和党候補のトランプ前大統領の返り咲きを警戒した売りが引き続き上値を抑える見通し。決算発表のマクドナルドやファイザー、シスコなど有力企業は業績次第だろう。ハイテク関連は引け後のアルファベットの業績が注目され、内容を見極めようと動意は薄いとみる。
《TY》
提供:フィスコ