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【経済】このあと9月の米中古住宅販売件数 前回から若干の増加が見込まれる

*米中古住宅販売件数(年率)(9月)23:00
予想 388万件 前回 386万件

 このあと日本時間23時に9月の米中古住宅販売件数が発表される。予想は年率換算で388万件と前回から若干の増加が見込まれている。

 住宅価格は落ち着いてきているとは言え、高水準で推移しており、物件の値ごろ感を得にくい状況が続いている。前回は10カ月ぶりの低水準となっていたが、今回も前回ほどではないものの、同様の状況が続いていると見られているようだ。

 先行指標として注目される米中古住宅販売仮契約件数の8月分が若干上昇していたことも、今回の予想に反映されている模様。販売件数は引き渡し時点の統計だが、仮契約から引き渡しまで概ね1-2カ月かかるとされている。

 米中古住宅市場は2022年以降、FRBの利上げサイクルによる住宅ローン金利の急上昇や価格上昇、そして在庫不足もあって低迷している。ただ、ここに来て住宅ローン金利の低下もあり、下げ止まりの兆しが見えてはいるものの、住宅価格が上げ止まっており、消費者の手が届きにくい中、浮上する気配もない状況となっている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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