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【市況】アジア株 上海香港は堅調、中国不動産市場に明るい兆し 米大統領選を前にEV輸出急増

アジア株 上海香港は堅調、中国不動産市場に明るい兆し 米大統領選を前にEV輸出急増

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数   20867.89(+368.94 +1.80%)
中国上海総合指数  3311.87(+26.01 +0.79%)
台湾加権指数     23337.35(-198.08 -0.84%)
韓国総合株価指数  2604.12(+33.42 +1.30%)
豪ASX200指数    8215.70(+10.02 +0.12%)
インドSENSEX30種  80344.19(+123.47 +0.15%)

アジア株はまちまち。

香港株は1.80%高、上海株も堅調。中国先行きに対する楽観的な見方が広がっている。
一連の景気支援策を受け10月は多くの都市で住宅販売が勢いを増しているとSCMPが報じている。不動産研究所のデータによると、先週の中国15都市の新築住宅販売件数は前週比24%増の2万4287戸となり、10都市の中古住宅販売件数は前週比20%増加し2万724戸となった。長引く不動産不況からの脱却が期待される。

UBSは中国の今年の成長率予想を従来の4.6%から4.8%に、来年を4.0%から4.5%に引き上げたほか、ブラックロックは中国株に興味を持つ外国人投資家が増えていると述べた。そのほか、米大統領選を前に中国電気自動車の輸出が急増しているとの報告も伝わっている。トランプ氏は米大統領に返り咲いた場合、中国の自動車メーカーに高い関税を課すと表明していることから、中国では9月に6万台以上の電気自動車を欧州に輸出、前年比で61%急増。出荷量は過去2番目に高い水準となった。米アップルCEOが中国への投資を増やし、中国企業とともに成長していくことを期待していると述べたことも材料視されている。

豪州株は反発も上値は重い、豪中銀の利下げ開始の遅れが懸念されている。雇用統計が力強い内容となったことで最初の利下げ開始は来年5月との見方が広がっている。ハウザー豪中銀副総裁は豪州のインフレは依然として高すぎると述べている。アナリストは利下げが必要な今、豪中銀はタイミングを誤ることも十分あり得ると指摘している。あすは豪中銀の年次報告書が公表される。

インド株は小動き。米ゴールドマンサックスが経済成長と企業収益の鈍化を理由にインド株を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に引き下げた。

出所:MINKABU PRESS

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