市場ニュース

戻る
 

【市況】米国株見通し:伸び悩みか、過熱感で調整売りに警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,873.25(-13.75)
ナスダック100先物  20,293.25(-56.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は66ドル安。米金利は高止まりし、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


16日の主要3指数は反発。序盤から上げ幅を拡大し、ダウは377ドル高の43077ドルとプラスに転じ最高値を更新した。本格化する決算発表で、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス証券に続きモルガン・スタンレーが業績拡大を示し、金融セクターの買いが相場をけん引。また、ハイテクではエヌビディアやシスコシステムズが買い戻され、指数に寄与した。緩和的な金融政策への期待感が買いを後押ししている。


本日は伸び悩みか。今晩発表の小売売上高とフィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想通り前回から改善すれば、ソフトランディング期待の買いが先行。決算発表のトラベラーズ・カンパニーズなどが注目されやすい。また、引け後のネットフリックスの業績をにらみ、ハイテクへの関心も高まる。一方で、指数は過去最高値を更新中のため過熱感が指摘され、目先は利益確定や持ち高調整の売りが一段の上値を抑える可能性もあろう。

《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均