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【材料】クアルコム、インテル買収の判断は米大統領選後に持ち越し=米国株個別

(NY時間11:20)(日本時間00:20)
クアルコム<QCOM> 172.80(-1.29 -0.74%)
インテル<INTC> 22.23(-0.43 -1.92%)

 クアルコム<QCOM>は、同業のインテル<INTC>への買収提案を実行に移すかどうかの判断を11月の米大統領選挙の後に持ち越す可能性が高い。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

 クアルコムは次期政権が反トラスト法の状況や米中関係に与える影響を考慮し、誰がホワイトハウス入りするのかがより明確になるのを待った上で、次の行動を決めたい考えだという。

 インテルが関わる取引には多くの複雑な要素があるため、クアルコムは1月の次期米大統領就任式後まで待った上で、どう進めるかを判断する可能性もある。

 両社が統合する場合、米国と世界の独禁法当局が厳しく精査するのはほぼ確実で、両社にとって重要な市場である中国の当局も関わることになりそうだ。

 9月にクアルコムはインテルに買収の可能性について打診。クアルコムは同月、中国の独禁法当局に非公式に問い合わせを行い、潜在的な取引に対する当局の姿勢を探ったと関係者の一部は語った。クアルコムは中国当局からフィードバックを受けておらず、当局は同社が実際に正式な買収提案を行うかどうかを見守っていると関係者は話した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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