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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、調整売りが指数の重しに

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時00分現在)

S&P500先物      5,868.00(+5.25)
ナスダック100先物  20,390.00(+48.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は10ドル安。米金利は下げ渋り、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。


15日の主要3指数は反落。終盤にかけて下げ幅を拡大し、ダウは324ドル安の42740ドルと3日ぶりのマイナスに沈んだ。この日のゴールドマン・サックス証券の決算発表で業績拡大が好感され、JPモルガン・チェースをはじめ主力金融への買いが継続。一方で、半導体関連が幅広く売り込まれ相場を圧迫した。連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な金融政策が期待される半面、利益確定や持ち高調整の売りが指数を下押しした。


本日は伸び悩みか。次回11月の連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが想定され、引き続き買いが入りやすい展開となりそうだ。また、モルガン・スタンレーが業績拡大なら引き続き金融を押し上げる手がかりに。一方、イスラエルによるイランへの攻撃が警戒され、過度な買いは抑制される。また、指数は過去最高値を更新中で、過熱感も広がる。目先は利益確定や持ち高調整の売りが出やすく、一段の上値を抑えるとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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