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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、ゴールドマン決算に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(11時30分現在)

S&P500先物      5,914.00(+5.75)
ナスダック100先物  20,629.50(+10.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は66ドル高。米金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


14日の主要3指数は続伸。上げ幅拡大でS&Pは最高値を更新し、ダウは201ドル高の43065ドルと初めて43000ドル台に乗せた。この日は手がかりが乏しいなか、中国政府が発表した財政支援策による回復への期待感から関連銘柄が注目された。前週の国内インフレ指標は予想外に強い内容となり大幅利下げ観測は後退したものの、緩和維持をにらみ買いは継続。好業績の金融を中心に主力株が選好され、相場を押し上げた。


本日は底堅い値動きか。インフレ再加速は連邦準備制度理事会(FRB)のハト派的な政策方針を弱め、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ期待はいったん後退。半面、追加的な緩和措置は続くとの見方から、安値圏では買戻しが見込まれる。一方、中東情勢の緊張で行方が警戒され、過度な買いは抑制される。ただ、序盤の企業決算では金融の好業績が目立ち、今晩のゴールドマンが市場の期待を上回れば指数の上昇に寄与する。

《TY》

 提供:フィスコ

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