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【通貨】外為サマリー:148円台後半で推移、新たな材料待ちで動意薄の展開

 11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=148円68銭前後と前日の午後5時時点に比べて32銭程度のドル安・円高となっている。

 米国の週間の新規失業保険申請者数が前週比で大幅に増加したことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに前向きなスタンスを強めるとの見方が広がり、ドル円相場の重荷となった。東京時間では仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)に向けて実需によるドル売り・円買い観測が広がり、一時148円40銭近辺まで下落した。その後は持ち直し、148円台後半で小動きとなった。日本時間今晩に、米国の9月卸売物価指数が公表されるほか、FRB高官による発言機会も複数控えている。新たな材料待ちの局面となるなか、緊迫化する中東情勢への警戒感もあって、積極的にポジションを一方向に傾けようとする投資家の姿勢は限られた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0935ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0002ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円60銭前後と同37銭前後のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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