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【市況】株価指数先物【昼】 ファーストリテイリングが日経平均型を牽引


 日経225先物は11時30分時点、前日比330円高の3万9640円(+0.83%)前後で推移。寄り付きは3万9440円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9370円)を上回り、買い先行で始まった。寄り付き直後に付けた3万9380円を安値にロング優勢の動きとなり、現物の寄り付き直後には節目の3万9500円を突破。終盤にかけて上げ幅を広げており、一時3万9690円まで買われる場面もみられた。

 日経225先物は買い先行で始まったが、その後も強い値動きを継続している。決算評価からファーストリテイリング <9983> [東証P]が連日で最高値を更新しており、1社で日経平均株価を約170円超押し上げている。そのほか、米ハイテク株高の流れから、アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]も堅調であり、この指数インパクトの大きい3社で日経平均型を牽引する形である。後場は持ち高調整の動きが入りやすいだろうが、ファーストリテイリングの強い上昇が続くようだと、週足のボリンジャーバンドの+1σ(3万9300円)を上回って推移していることもあって、ショートカバーに向かわせやすいだろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.55倍に上昇した。朝方に14.47倍に低下する場面もみられたが、日経平均型優位のなか、一時14.57倍まで切り上げている。9月27日に付けた直近の戻り高値である14.51倍を上回って推移しており、NTロングに振れやすくなった。

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