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【材料】ファースト・ソーラーが下落 アナリストが第3四半期の決算に警戒示す=米国株個別

(NY時間12:38)(日本時間01:38)
ファースト・ソーラー<FSLR> 208.46(-17.59 -7.78%)

 太陽電池モジュールのファースト・ソーラー<FSLR>が下落。アナリストが目標株価を従来の271ドルから266ドルに引き下げた。投資判断は「買い」を継続。同社は今月末に7-9月期(第3四半期)の決算を発表するが、労働力不足とサプライチェーンに関連した遅延がガイダンスに影響を与える可能性があると指摘している。第3四半期はコンセンサス予想に対して若干の未達が予想されるという。

 同アナリストはユーティリティ・スケールの太陽光発電に対する差し迫った課題が来年まで継続すると予想しており、遅延が数週間から数カ月に及ぶことでプロジェクトの延期が予測されると指摘している。2025年から2026年の発電量についても下方リスクがあると見ているという。

 同社は10月29日に第3四半期の決算を発表する予定。

【企業概要】
 米国・欧州・日本等の太陽光発電事業者など向けに、先進的な薄膜半導体技術を採用したPV太陽電池モジュールを製造・販売し、従来の結晶シリコン系PV太陽電池モジュールに代わる高性能・低炭素な代替品を提供する。原材料調達から使用済みモジュールリサイクルに至るまで、環境への影響低減に取り組む。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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