【材料】ドミノ・ピザ、決算発表　個人消費低迷からの打撃を示唆　株価の反応は限定的＝米国株個別

（NY時間10:03）（日本時間23:03）
ドミノ・ピザ<DPZ>　410.00（-3.20　-0.77%）

　ドミノ・ピザ<DPZ>が取引開始前に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、既存店売上高が米国、海外とも予想を下回った。売上高も予想を下回っている。ただ、１株利益は予想を大きく上回った。通期については売上高の伸びと新規出店の予測を下方修正した。個人消費の低迷が外食産業に打撃を与えていることを示唆する内容となった。同社は通期の世界全体での売上高の伸びを６％と予測しており、これは７％超という長期目標を下回る数値。

　また、年末までに純増する店舗数は、以前の予測では９２５店舗だったが、８５０店舗が上限だと発表した。７月には、オーストラリアの主要フランチャイズが店舗を閉鎖したことを受け、同社は目標を一時的に保留した。

　同社は顧客を惹きつけるため、ウーバー・イーツと提携し、ロイヤリティプログラムを刷新する一方、９月には「モアフレクション」プロモーションとして、客にサイズアップを無料で提供する割引を実施した。

　なお、２５年の世界売上高の伸びは２４年と同水準になると予想している。ただ、本日の株価の反応は限定的

（７－９月・第３四半期）
・米既存店売上高：3.0％増（予想：3.5％増）
　　フランチャイズ：3.0％増（予想：3.5％増）
　　直営店：3.1％増（予想：3.5％増）
・海外既存店売上高：0.8％増（予想：2.8％増）
・１株利益：4.19ドル（予想：3.65ドル）
・売上高：10.8億ドル　5.1％増（予想：11.0億ドル）
・店舗純増数：72店（予想：181店）
・営業利益：1.98億ドル（予想：2.00億ドル）

（通期見通し）
・世界売上高：約6％増
・営業利益：約8％増
・世界純店舗数：800～850店増（従来：925店）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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