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【注目】米大手銀、今回の利下げサイクルのターミナルレートを3.00ー3.25%で見込む

 この日発表の9月の米雇用統計が想定外に強い内容となったことを受けて、FRBの大幅利下げ期待が後退している。短期金融市場では11月のFOMCでの大幅利下げの可能性をほぼ無しと見ており、0.25%ポイントの通常利下げを確実視している状況。

 本日の米雇用統計を受けて米大手銀からは、「9月FOMCでの大幅利下げ以降、データは著しく好調に推移しており、11月FOMCでの追加の0.50%ポイントの大幅利下げは正当化されない」との声が出ている。11月に0.25%ポイントの利下げを行い、来年3月まで各FOMCで0.25%ずつの利下げを継続。その後は四半期ごとのペースに移行すると見ているとも述べた。

 今回の利下げサイクルのターミナルレート(最終到達点)は従来予想を上方修正し、3.00ー3.25%を見込んでいるという。一方、この予想のリスクは上方にあるとも指摘。予想よりも利下げの回数が少ないことを意味。生産性の伸びを示す一連のデータがそれを示しているとも指摘している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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