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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、緩和的な金融政策に期待継続

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時30分現在)

S&P500先物      5,750.50(-9.75)
ナスダック100先物  19,947.00(-62.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は47ドル安。米金利は上昇基調に振れ、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


2日の主要3指数は小反発。前日終値を小幅に上回って推移し、ダウは39ドル高の42196ドルと再びプラスに浮上した。この日発表されたADP雇用統計は予想より強い内容となり、労働市場の活況を期待した買いが先行。ただ、それに先立つISM製造業の雇用指数が悪化を示したこともあり、引き続き雇用関連統計を見極めるムードが広がった。一方、イランとイスラエルによる軍事衝突への警戒も続き、積極的な買いを抑制した。


本日は下げ渋りか。中東情勢の緊張で事態の悪化が警戒されるなか、積極的な買いは入りづらい。VIX指数が上昇基調に振れれば売り優勢の可能性も。今晩の経済指標でチャレンジャー人員削減数と新規失業保険申請件数が注目され、雇用情勢の悪化が示されれば景気敏感や消費をはじめ幅広い売りが強まる。半面、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な金融政策によりソフトランディングが期待され、指数の大幅安は抑制されるとみる。

《TY》

 提供:フィスコ

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