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【市況】ダウ平均は小幅安 落ち着いてはいるものの波乱含み=米国株序盤

NY株式2日(NY時間10:27)(日本時間23:27)
ダウ平均   42124.69(-32.28 -0.08%)
ナスダック   17904.96(-5.40 -0.03%)
CME日経平均先物 38455(大証終比:+705 +1.85%)

【恐怖指数】VIXスポット(NY時間:10:09)
スポット  19.46(+0.20 +1.04%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安で推移している。イランがイスラエルにミサイル攻撃を行い、中東情勢が緊迫化している。10月相場は不安定な地合いで始まっているが、市場はいまのところ情勢を見守っている状況ではある。

 イスラエルの報復措置はほぼ確実と見られており、この問題が今後大規模な衝突にエスカレートして行くか、それとも4月の時のように鎮静化するのか行方を見守っている。

 そのような中で、恐怖指数とも呼ばれるVIXは節目の20に接近しており、市場も緊張感をあらわにしている。また、きのうから始まっている港湾ストライキが米経済全体にどれほどの影響を及ぼすのかという懸念も抱えている状況。

 例年第4四半期の相場は好パフォーマンスが多く見られるが、10月相場についてはボラティリティが高まることも多いとの指摘が出ている。好調な9月相場を終えて、ロングポジションの積み上がりも想定される中、足元の米株式市場は落ち着いてはいるものの、波乱含みの展開ではあるようだ。

 ナイキ<NKE>が決算を受け下落。売上高が予想を下回ったほか、通期ガイダンスを撤回すると発表。間近に迫ったCEO交代が理由だと説明している。

 テスラ<TSLA>が下落。取引開始前に第3四半期の納車台数を発表し、46万2890台と若干ではあるが、予想を下回ったことが嫌気されている模様。

 ヒューマナ<HUM>が大幅安。メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)が提供したメディケア・アドバンテージ・スターレーティングの暫定データによると、2025年度の4つ星以上のプランに加入している同社の会員の割合が、前年度の94%から25%に減少したと発表した。

 トミー ヒルフィガー、カルバン・クラインなどのアパレルブランドを所有するPVH<PVH>が続落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の130ドルから107ドルに引き下げた。

 空飛ぶタクシーを開発するジョビー・アビエーション<JOBY>が大幅高。トヨタ自動車が同社に5億ドルを追加投資し、商業化を後押しする。

ナイキ<NKE> 82.56(-6.57 -7.37%)
PVH<PVH> 95.51(-2.13 -2.18%)
ヒューマナ<HUM> 234.16(-45.29 -16.21%)
ジョビー<JOBY> 5.88(+1.08 +22.46%)

アップル<AAPL> 225.23(-0.98 -0.43%)
マイクロソフト<MSFT> 418.98(-1.71 -0.41%)
アマゾン<AMZN> 184.98(-0.15 -0.08%)
アルファベットC<GOOG> 166.87(-1.55 -0.92%)
テスラ<TSLA> 243.70(-14.33 -5.55%)
メタ<META> 572.36(-4.11 -0.71%)
AMD<AMD> 162.39(+2.64 +1.65%)
エヌビディア<NVDA> 118.35(+1.35 +1.15%)
イーライリリー<LLY> 886.29(+1.81 +0.21%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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