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【市況】ダウ先物は下落 落ち着いてはいるものの波乱含み=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:59)(日本時間21:59)
ダウ先物 42423(-56.00 -0.13%)
S&P500 5752.75(-7.00 -0.12%)
ナスダック100先物 19983.00(+8.00 +0.04%)

 米株価指数先物市場でダウ先物は下落。イランがイスラエルにミサイル攻撃を行い、中東情勢の緊迫化で10月相場は不安定な地合いで始まった。市場はいまのところ情勢を見守っている状況ではあるが、イスラエルの報復措置はほぼ確実と見られており、この問題が今後大規模な衝突にエスカレートして行くか、それとも4月の時のように鎮静化するのか行方を見守っている。

 そのような中で、恐怖指数とも呼ばれるVIXは節目の20に接近しており、市場も緊張感をあらわにしている。また、きのうから始まっている港湾ストライキが米経済全体にどれほどの影響を及ぼすのかという懸念も抱えている。

 例年第4四半期の相場は好パフォーマンスが多く見られるとも言われているが、10月相場についてはボラティリティが高まることも多いとの指摘も出ている。好調な9月相場を終えて、投資家のロングポジションの積み上がりも想定される中、足元の米株式市場は落ち着いてはいるものの、波乱含みの展開となっている。

 ナイキ<NKE>が決算を受け時間外で下落。売上高が予想を下回ったほか、通期ガイダンスを撤回すると発表。間近に迫ったCEO交代が理由だと説明している。

 ヒューマナ<HUM>が時間外で大幅安。メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)が提供したメディケア・アドバンテージ・スターレーティングの暫定データによると、2025年度の4つ星以上のプランに加入している同社の会員の割合が、前年度の94%から25%に減少したと発表した。

 トミー ヒルフィガー、カルバン・クラインなどのアパレルブランドを所有するPVH<PVH>が時間外で続落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の130ドルから107ドルに引き下げた。

 ウェルスマネジメントのLPLファイナンシャル<LPLA>が下落。アーノルドCEOの解任を発表した。互いを尊重し合う職場環境を維持するという同社の誓約に違反したとしている。

(NY時間09:09)(日本時間22:09)時間外
ナイキ<NKE> 82.51(-6.62 -7.43%)
ヒューマナ<HUM> 220.00(-59.45 -21.27%)
PVH<PVH> 95.94(-1.70 -1.74%)
LPLファイナンシャル・ホールディングス<LPLA> 223.00(-6.85 -2.98%)

アップル<AAPL> 225.20(-1.01 -0.45%)
マイクロソフト<MSFT> 421.40(+0.71 +0.17%)
アマゾン<AMZN> 185.14(+0.01 +0.01%)
アルファベット<GOOG> 168.15(-0.27 -0.16%)
テスラ<TSLA> 249.30(-8.72 -3.38%)
メタ<META> 578.00(+1.53 +0.27%)
エヌビディア<NVDA> 117.30(+0.30 +0.26%)
AMD<AMD> 160.24(+0.49 +0.31%)
イーライリリー<LLY> 882.00(-2.48 -0.28%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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